生き物の話題を2つ程・・・・・・・・・・
まずは切ない話から
毎年南の国からやってくる初夏の生き物と言えば・・・・・・・・・そうツバメです。
ご多分に漏れず我が家の玄関先にも巣を作る様になって随分になります。
が、ここ3年程子育てが上手くいっていません。
卵が落とされていたり、巣その物が荒らされて壊されたり・・・・・・
そして今年もこんな微笑ましい光景が見られたのですが・・・・
ある朝私が玄関に出ると、巣の真下に沢山の藁や草や土が落ちていました。
そして隅の方に冷たくなった雛の死骸が1つ、残された1羽が上の画像です。
そしてこの雛も別の日の夕方下に落ちているところを家族の者が発見保護しました。
一晩保護して、翌日巣に戻して様子を伺っていると、親鳥が来て巣の回りを飛び回っていました。
これは良かったと思っていたら、1羽のスズメが巣の近くに来ていきなり雛のいる巣の中に飛び込んでしまいました。
親鳥が盛んに鳴いて威嚇しますが、しぶとく居座ります。私が巣に近づくと慌てて逃げていきました。
巣を荒らしていたのはスズメだったのです。
私は、ムクドリの仕業だとばっかり思っていたのですが、なんとツバメより小さなスズメでした。
更に事態は悪化して、夜遅く仕事から戻った時巣の下を見ると、沢山ある筈のフンが無いのです。つまり親鳥が餌を運んで来なくなってしまったのです。
体力の無い雛は、餌がもらえなければ急激に衰弱してしまいます。そうっと巣を覗いてみましたが、雛はじっと動きません。保護したときは盛んに口を開けて餌を要求したのに今はただじっとしているだけです。
翌朝残念ながら巣の中で雛は冷たくなっていました。
落ちてしまった雛をそのままにして置く訳には行かず仕方なく保護したのですが、結果的には雛の命を縮めてしまいました。
冷たくなった雛の上には、親鳥が運んできた巣の材料が乗っていました。
既に親鳥たちは次の繁殖に取り掛かっていたのでした。
生き物の繁殖行動は余りにも冷酷・過酷ですね!
もう1つ繁殖行動の話・・・・
初めて見た光景です。
共食いでは有りません。
噛み付いているマダラ模様のはっきりしているのがオス!
少し小さいのがメスです。
くわえて動けない様にしてから事に及んでいます。
トカゲは毎日の様に見ますが、この光景は初めてみました。
自分たちの子孫を残そうと、燕もスズメもそしてトカゲも必死なんですね。
秋には3人目の孫が誕生する事になってます。
親から受け継いだDNAが今孫たちに引き継がれています。