マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

ホメオパシーとは?

2010年09月28日 05時57分08秒 | ひとりごと
ちょっと前に、まゆみさんのところでホメオパシーに関する記事があり興味を覚えたものの、私にはさっぱりわからないため、私の読者の一人、香港在住のHHさんに問い合わせをし、そして昨日その返事が来た。
要は、悪質な偽ホメオパシーを槍玉にあげ、全体を否定しようという、いわゆる学者世界特有の嫌がらせもあるようなのだ。ホメオパシーを科学的に否定するなら、現状の医療行為に関しても同様な検証が必要ではないか、それが公平ではないかという事なのである。
西洋医学に頼らずとも人間にはそもそも自然治癒力が備わっているのであり、ホメオパシーはそれに近いものだと感じるのである。
まあ、私は素人なので、HHさんからのレポートを本人に許可をいただき掲載することにする。ただし、本人の希望により、一部引用から除外したところがあることをお断りしておきます。
「知らないのに書くな」と言われそうだが、現代医学に関しいろいろと不信感があるため、あくまでも問題提議として位置づけていただきたい。

以下、いただいたメールの内容です。

マヨさんへ

私は、ふるいちまゆみさんのブログの読者ではないので、
ふるいちまゆみさんのブログを、ホメオパシーでくくって閲覧してみました。
 
私も、ホメオパシーという言葉は聞いたことはある、という程度の認識でしたが、いやはや、世の人々は迷走しているんですね。
 
30年後、まっとうな世の中になっているとしたら、医療は、①内科的疾患はホメオスターシス(生体の恒常性)の調整、
②外科的疾患はES細胞の再生能力を実用化した再生医療、この二つに収斂されていくのではないかと私はみています。
 
①ホメオスターシスの調整とは、個々の生体のバランスの最適化であり、身体の構成成分を最適なものに入れ替えて本来的な最適な状態にしていけばよい、という単純な考えのはずです。
 
ホメオパシーと紛らわしい名称をつけられていますが、本物かどうかは、お金のかからない方法を開示しているか否かで見分けられます。
ホメオパシーが根源的なことを啓蒙しようとする考えであるなら、自分の身近にある水をどのように最適化するか、食べ物をどのように最適化するか、体内の恒常性維持に働いているイオンの流れ、向き、強さをどのように変えるか、ほとんどただ同然でできる方法を教えてあげればよいだけの話です。
 
ホメオパシーは、根源的な部分にかすっているけれど、変な方向に流れていっている考え方、というところではないですか。
 
先月、学会の権威の方が、ホメオパシーは荒唐無稽とコメントされていました。
・・・・・たまたま起こったひとつの死亡例を取り上げ、ホメオパシーをやり玉にあげて非難している事態は異様な光景です。
 
すなわち、考え方のところで、触れられたくないポイントに微妙にかすっているのではないでしょうか。
 
病にかかるのは患者当人であり、治すのも当人であって、医師でも、医療従事者でもなく、薬やレメディでもありません。外科手術でもありません。
 
プラセボに勝る療法は実は少ないのです。15年か20年くらい前、今でいう認知症(当時は痴呆症)治療用として国内で市販されていた脳循環改善剤の市販後調査で、ごく一部の薬剤を除き、ことごとく、市販薬の治療効果がプラセボに勝ることはなかった(すなわち、高価な薬を飲んでも飲まなくても、副作用発現を除いて、治療効果に影響はない)という成績が軒並み明らかにされました。
元々、日本の認可基準は全般改善度という、恣意的にいかようにも評価できる尺度が重用されています。海外では絶対に通用しない評価尺度で、日本では医療成績が評価されていることの特異性を示す好例としてよく引き合いに出されます。承認当時から、「日本でしかあり得ない医療実態」と海外でずっと揶揄されていた実態が、図らずも、市販後調査で明らかとなりました(正確なデータが開示されることはありません。プラセボと互角と発表せざるを得ない成績とはどういう成績なのか、斟酌すべきなのです)。その時点までに、すでに1兆円以上か、それに近い額が処方されていたと記憶しています。
この時、処方される側がこのありようを問題視する声を発した形跡はありません。日本人はおとなしいのです。冷静に、治療成績をみていけば、概ね似たり寄ったりの事例が山積みです。治療を受ける側は、与えられるものではない、自らの確たる評価基準を持つべきなのです。

重要なことは、プラセボ群と3年、5年、比較したら、どうなるかです。
私が知る限り、大昔からある4種類の療法が、そこそこ長期間、プラセボに勝る成績を残しています。
探せば、もう少し他にもあるかもしれません。
そして、なぜかそれらの療法は表だって推奨されず、その一方で、臨床試験では、裏で併用されて成績の押し上げ用に使われてきました。
・・・・・ ここがなぜ削除かというと、素直にデータをみれば、実治療の成績はことごとく惨憺たるものであり、別に、淡々とデータの見方を解説すべきだからです。
治療効果なるものの事実を、皆、素直に受容しないと、特に日本人は集団自殺が目前というのが、いつわらざる客観的現状でしょう。
 
ホメオパシーの真贋は、ホメオパシーで使われているというレメディというものの投与群とプラセボ投与群でバイアスをかけることなく比較試験を行えば明らかになります。それもできれば長期間。
データを素直にみれば、素直な成績が得られます。
生体は、自然は、本来正直に反応します。
 
今の医学は操作されています。
民間医療、代替医療も、大同小異の世界ではないでしょうか。
その操作のからくりを知り、本来的な成績を求めていくべきなのです。
本物については、眼がいかないよう、仕向けられています。
本物はあっけないものばかりのはずです。
患者のホメオスターシスを最適化するものや環境は、確実に、患者が自ら手に入れられる、自らつくれるものであるはずです。
人間以外の生き物は、動物だけでなく、種子を残す時以外は自分で移動できない植物ですら、工夫して自分で生命維持の必須要素をまかなっているという事実を素直に受け入れればよいのです。
人間以外の生き物にはできることが、人間だけできず、不自然にも、お金を払ってそれを手に入れるものだと思い込んでいるのです。
誰かが提供してくれるものだと思い込んでいるのです。

以上 HH より

読者の方で何か知ってる方がおいででしたらコメントをお願いします。