マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

司法が独立できる?

2009年09月30日 11時12分37秒 | ひとりごと
昨日、長崎市長殺害の被告に対し一審の死刑が破棄され、高裁は無期を言い渡した。この判決の是非については各論があると思うが、最近の厳罰化の流れの中で、「おや?」と思わせるものだった。こんなところにも新政権の影響が出るのだろうか・・・・・そしてそれは良いことなのだろうか。

自民党政権下であっても同じ判決が出たのかは知るよしもないが、この変化は偶然には思えない。いま少し、今後の判決を見ていかねばならないが、おそらく新しい法務大臣が司法に圧力をかけるという可能性はいまのところ考えられないから、(もちろん、憶測ですよ)司法のほうは従来の判例から、「一人を殺したら無期」という原則を貫いたのだろう。逆に言うなら、この数年間、司法は自民党からかなりの圧力を受け厳罰化を受け入れてきたことになる。つまり、自民党は司法の独立を侵してきたという事になる。まだ結論は早いが、今後の裁判で判決が変わる可能性は高い。そうであるなら、やはり自民党はとんでもない政党である。
司法が独立し、正しい裁判が行われることを切に望んでいる私としては、今回の高裁の判決を画期的だとして評価したい。