小学校三年生の頃だった、勉強でもなんでも
競争心のない僕にあきれた父は
「坊主になって比叡山で修行しろ!」と怒ったことがある。
「お前は優しいだけの男や」
とも言った。
「優しいだけで人間は充分や!」
と、答えた。
(こんな子供は嫌だね。笑)
そんなこんなで、野心のない道を歩んできたつもりである。
…それはそれで、生易しい人生ではなかったな。
しかし、不思議なもので、
世間の評価から自由であったつもりが、
50をだいぶ過ぎてからはじめた「詩」に
一生懸命になっていると、
無かったはずの色気というものが湧いてきて、
人一倍褒められたい。
ところで、詩人という人種は、
他人から褒められたいばかりで、
ほめ方をまるで知らないらしい。
と、いうことで、
野心よりも写真を始めることにした。
写真機は買った。
今も机の上に飾ってあるのを
横目に見ている。
しかし、デジタルは難しいな。
そのうちに、
わけのわからに詩ではなくて、
いやほど自己中心の写真をアップするね。
(お父さん、ここが比叡山やった!!)
競争心のない僕にあきれた父は
「坊主になって比叡山で修行しろ!」と怒ったことがある。
「お前は優しいだけの男や」
とも言った。
「優しいだけで人間は充分や!」
と、答えた。
(こんな子供は嫌だね。笑)
そんなこんなで、野心のない道を歩んできたつもりである。
…それはそれで、生易しい人生ではなかったな。
しかし、不思議なもので、
世間の評価から自由であったつもりが、
50をだいぶ過ぎてからはじめた「詩」に
一生懸命になっていると、
無かったはずの色気というものが湧いてきて、
人一倍褒められたい。
ところで、詩人という人種は、
他人から褒められたいばかりで、
ほめ方をまるで知らないらしい。
と、いうことで、
野心よりも写真を始めることにした。
写真機は買った。
今も机の上に飾ってあるのを
横目に見ている。
しかし、デジタルは難しいな。
そのうちに、
わけのわからに詩ではなくて、
いやほど自己中心の写真をアップするね。
(お父さん、ここが比叡山やった!!)