尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

比叡山、あるいは「野心と写真」

2007年06月24日 00時01分19秒 | 日記
小学校三年生の頃だった、勉強でもなんでも
競争心のない僕にあきれた父は
「坊主になって比叡山で修行しろ!」と怒ったことがある。
「お前は優しいだけの男や」
とも言った。
「優しいだけで人間は充分や!」
と、答えた。
(こんな子供は嫌だね。笑)

そんなこんなで、野心のない道を歩んできたつもりである。
…それはそれで、生易しい人生ではなかったな。
しかし、不思議なもので、
世間の評価から自由であったつもりが、
50をだいぶ過ぎてからはじめた「詩」に
一生懸命になっていると、
無かったはずの色気というものが湧いてきて、
人一倍褒められたい。
ところで、詩人という人種は、
他人から褒められたいばかりで、
ほめ方をまるで知らないらしい。

と、いうことで、
野心よりも写真を始めることにした。
写真機は買った。
今も机の上に飾ってあるのを
横目に見ている。
しかし、デジタルは難しいな。

そのうちに、
わけのわからに詩ではなくて、
いやほど自己中心の写真をアップするね。

(お父さん、ここが比叡山やった!!)

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