←クリックしてね。
最近私のお気に入り作家の一人、奥田英朗の一冊。
先日古本屋で見つけた100円の本なり。
いやぁ もの凄く得した気分、面白かったので。
この作家、これも私の大好きな遠藤周作を彷彿させるから好きなのだ。
『自称青年実業家のヨコケンこと横山健司は、仕込んだパーティーで三田総一郎と出会う。
財閥の御曹司かと思いきや、単なる商社のダメ社員だったミタゾウとヨコケンは、わけありの現金強奪をもくろむが、謎の美女クロチェに邪魔されてしまう。それぞれの思惑を抱えて手を組んだ3人は、美術詐欺のアガリ、10億円をターゲットに完全犯罪を目指す!が…!?』
とてつもない巨額(10億円)が絡んだ強奪計画の割には軽いノリで、あくまでもお気楽ムードの犯罪小説なのがいい。
物語は、真っ当ではない人たちばかりが出てきて、スピーディーに二転三転と意外な展開を見せてなかなか楽しめる。
「最悪」や「無理」を書いた人とは思えない。とはいっても「東京物語」や「ガール」、やあまりに有名になってしまった直木賞の「空中ブランコ」「インザプール」の流れといえば理解できるのだけど。
で、ラストの終わらせかたも、すごくいい。 あたしはクロチェみたいなカッコいい女にはほど遠いけど、でも、こんな感じで粋がって、強気だけど根はやさしい彼女がとても好感が持てる。そしてミタゾウの、「僕も好きだけどひとりじめできないから、他の誰かのものにもなってほしくない」っていう、情けないんだけど素直なとこ、共感!
とても面白かったです。
村上春樹も好きだけど奥田英朗もだーいすき。
←クリックお願いいたします。
晴れ 19℃
最近私のお気に入り作家の一人、奥田英朗の一冊。
先日古本屋で見つけた100円の本なり。
いやぁ もの凄く得した気分、面白かったので。
この作家、これも私の大好きな遠藤周作を彷彿させるから好きなのだ。
『自称青年実業家のヨコケンこと横山健司は、仕込んだパーティーで三田総一郎と出会う。
財閥の御曹司かと思いきや、単なる商社のダメ社員だったミタゾウとヨコケンは、わけありの現金強奪をもくろむが、謎の美女クロチェに邪魔されてしまう。それぞれの思惑を抱えて手を組んだ3人は、美術詐欺のアガリ、10億円をターゲットに完全犯罪を目指す!が…!?』
とてつもない巨額(10億円)が絡んだ強奪計画の割には軽いノリで、あくまでもお気楽ムードの犯罪小説なのがいい。
物語は、真っ当ではない人たちばかりが出てきて、スピーディーに二転三転と意外な展開を見せてなかなか楽しめる。
「最悪」や「無理」を書いた人とは思えない。とはいっても「東京物語」や「ガール」、やあまりに有名になってしまった直木賞の「空中ブランコ」「インザプール」の流れといえば理解できるのだけど。
で、ラストの終わらせかたも、すごくいい。 あたしはクロチェみたいなカッコいい女にはほど遠いけど、でも、こんな感じで粋がって、強気だけど根はやさしい彼女がとても好感が持てる。そしてミタゾウの、「僕も好きだけどひとりじめできないから、他の誰かのものにもなってほしくない」っていう、情けないんだけど素直なとこ、共感!
とても面白かったです。
村上春樹も好きだけど奥田英朗もだーいすき。
←クリックお願いいたします。
晴れ 19℃