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初めて読む作家。短編や週刊誌に連載されていたエッセイは読んだ事あるど・・
たまたま 古本屋で本の陳列台を見ていたら目に付いた。
「お!花の図鑑なんて、色々な花のエピソードでも書いてあるのかな。」そう思い購入した上・下のハード本だ。
タイトルに騙されてはいかん、なんとこれは大人の上質な恋物語なのだった。何でも何年か前 日経新聞に連載されていたんだとか・・(そういえば失楽園も日経新聞連載だった。)
物語は
啓一郎は法子や薫との関係を続けながらも、麻美にますますひかれていった。麻美は遊びでは恋愛できないと、啓一郎との関係に距離をおこうとする。が、ついに麻美を沖縄旅行に連れ出すことに成功した。一方、何か啓一郎の変化を感じた法子は、自分から去っていった。また薫との仲も清算した。本気で結婚を考え始めた啓一郎だったが、麻美からの意外な申し出を聞かされる。求めるものは知か美か性か。三人の女たちの間で彷徨う男の恋愛模様を描く。(ブックレビューより)
花の図鑑というだけあって、花の章で始まる。
それぞれの章は、三人の女性にまつわる花のエピソードで進んでいく。こじつけのようなところもあるけど流石に巧みな文章で楽しめる。
巧みな文章ばかりではなく、石垣島の光景や自然描写、それぞれ花にまつわる物語になぞられながら、生きることはこういうことなのだと言うことを思わせてくれる。
愛とは何ぞや、恋とは、欲望とは、すべて大人のタッチで描かれている。
男女間の心理と葛藤を描くその筆到は、流石というか、執拗かつ怜悧。
そしてその終焉も、また変に納得のいくもので、成るべくしてそうなったと思わせる。
「人生はすべて次の二つで成り立っている。やりたいけど、できない。できるけど、やりたくない。」
作中に出てくる言葉で、なーる程と思えるところはたくさんあったけど、この文章は反省の意味も込めて心に刻みたいと思った。
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初めて読む作家。短編や週刊誌に連載されていたエッセイは読んだ事あるど・・
たまたま 古本屋で本の陳列台を見ていたら目に付いた。
「お!花の図鑑なんて、色々な花のエピソードでも書いてあるのかな。」そう思い購入した上・下のハード本だ。
タイトルに騙されてはいかん、なんとこれは大人の上質な恋物語なのだった。何でも何年か前 日経新聞に連載されていたんだとか・・(そういえば失楽園も日経新聞連載だった。)
物語は
啓一郎は法子や薫との関係を続けながらも、麻美にますますひかれていった。麻美は遊びでは恋愛できないと、啓一郎との関係に距離をおこうとする。が、ついに麻美を沖縄旅行に連れ出すことに成功した。一方、何か啓一郎の変化を感じた法子は、自分から去っていった。また薫との仲も清算した。本気で結婚を考え始めた啓一郎だったが、麻美からの意外な申し出を聞かされる。求めるものは知か美か性か。三人の女たちの間で彷徨う男の恋愛模様を描く。(ブックレビューより)
花の図鑑というだけあって、花の章で始まる。
それぞれの章は、三人の女性にまつわる花のエピソードで進んでいく。こじつけのようなところもあるけど流石に巧みな文章で楽しめる。
巧みな文章ばかりではなく、石垣島の光景や自然描写、それぞれ花にまつわる物語になぞられながら、生きることはこういうことなのだと言うことを思わせてくれる。
愛とは何ぞや、恋とは、欲望とは、すべて大人のタッチで描かれている。
男女間の心理と葛藤を描くその筆到は、流石というか、執拗かつ怜悧。
そしてその終焉も、また変に納得のいくもので、成るべくしてそうなったと思わせる。
「人生はすべて次の二つで成り立っている。やりたいけど、できない。できるけど、やりたくない。」
作中に出てくる言葉で、なーる程と思えるところはたくさんあったけど、この文章は反省の意味も込めて心に刻みたいと思った。
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