ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

季節の移ろい

2008年09月05日 | 四方山話
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 こんなに可憐な花なのに、とにかくひどい名前をつけられた花、その名はヘクソカズラ
でもホントこの花 臭いのよね。
久しぶりに晴れた新川土手で見つけました。

ちょっと調べてみたら、この草花は万葉集にも出てくるのだ。

かわらぶちに延ひおほとれるクソカズラ絶揺ることなく宮仕へせむ・・・高宮王
高宮王が役所に通勤途道中に咲いていたのだろう。

してみると万葉の時代はクソカズラだったのに いつから『ヘ』まで付けられたのか、不名誉な名前をつけられたものだね、でもこの花 枯れた実をつぶしてハンドクリームに混ぜて使うと ヒビ、アカギレにきくらしい。知らなかった、今度試してみよう。

 ところで、
先日の福田総理の辞任会見の一番最後に、「総理の会見が国民にはひとごとのように聞こえるのですが。」
との問いに「『ひとごとのように』とあなたはおっしゃったけどね、私は自分自身のことは客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです!」と乾坤一擲な質問をして総理をムッとさせたのは 中国新聞の記者だったと新聞にでていた。
総理のこの言葉って今 連日マスコミに取り上げられているから、よほどインパクトのある言葉だったのかな?『あなたとは違うんです』

でその中国新聞の「天風録」に千年以上前に読まれたのに今も新鮮な一首が「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」(藤原敏行)。
かすかな風の変化でいち早くキャッチした季節の移ろいの心の震えまで伝わってくる。秋は自然の小さな音に耳を澄ます季節かもしれない。

と書いてあった。八月の初め頃 もう永遠に続くのではないかと思った酷暑もここに来て秋色になり 夜など本当に湿気をふくまない気持ちのいい風が、心地よく感じられるようになった。
やはり四季は巡る、この年になるとそんなごくごくあたり前の事がうれしくて・・・

そうだ、私もひとつ先人の真似してみよう、かすかな秋の音を聞いてみよう、虫の音色を楽しんでみようと、夜仕事が終わってお風呂に入り、秋だ秋だとつぶやきながら、缶ビール抱えて外に出てみた。

国道9号線にブァーと大型ダンプが数台通り抜ける。そのたびに静けさが破られるけど、確かに草むらでは虫の声が聞こえる。
昼はそんなに気にならない車音が どうして夜はこんなに響くのか。もう少し静に運転しろよな!
文句を言いながら虫の音色を肴に缶ビールを「ブシュ!」

こうしてしばし季節の移ろいを楽しんでいる乙女じゃなかった、オババの敵は・・
風流もわびもさびもわからない蚊なのです。

もぅ! 数分の間に 数ヶ所乙女じゃなかったオババのもろ肌を咬んだのです。
季節の移ろいを肌で感じるという事は痒いことなのですね。


晴れ 29℃