ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

ヒガンバナとおはぎ

2008年09月23日 | 四方山話
今日は曇りのお彼岸の中日です。

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 お彼岸ということで、曼珠沙華(ヒガンバナ)の写真を集めてみました。
場所は新川沿いです。
子供の頃は田んぼの畦道に目にも鮮やかに 群生していたけど、最近は、民家の花畑に色々な色のヒガンバナが植えてある。
これってモグラよけになるらしい。確かに根の部分に毒があると子供のころから聞かされていたけど、そのせいなのかな?
でもこの根っこの球根は捻挫した時の薬になるの知っていました?摩り下ろして幹部に貼る、すると熱を取り腫れが引くらしい。
毒に薬にもならないという諺があるが この場合は毒も薬になるらしい。



いつも思うのだけど自然の作り出す「色」ってすごいと思う。
同じ花は勿論の事、群生している同じ種類の花も微妙に色が違う。
光の当り具合もあるのだろうが、じっと眺めても、ひとつとして同じ色はないのではないかと思えてくる。
陽射しはきついが風が爽やかな昨日の夕方、新川沿いをカメラ抱えて歩いてみた。

 なんと新川にかかっていたメトロな木の橋が真ん中が垂れ下がっていて通行禁止になっていた。
この前のゲリラ雨でやられたのだろうか、人が使わなくなると不思議と物体は元気がなくなる。緑のカビが木で作られた橋の欄干の表面を覆い、まるでもう人の住んでない廃墟のようになっていた。え- 寂しいな~・・もう修理しないのだろうか?

 で、お彼岸といえばおはぎ。
最近こそ家で作らないけど、子供の頃は祖母が、春と秋のお彼岸にはよくおはぎを作ってくれた。
物のない時代 小豆の煮る匂いがするとうれしかった。
「砂糖屋の角を急いで走り抜けるようなのは駄目だよ、ちゃんと味がついてシオで引き締めるんだよ。」
こうして出来た餡子を眺めて 「この餡子少し柔らかいんじゃない?」「冷めれば硬くなるんだよ。」そうか・・
何度も何度も餡の鍋に顔を突っ込んで、味見をした。またこの時食べる餡子の美味しいこと。指を突っ込んで、ちょっと冷め具合を・・とか言いながら、「どれどれ、うん もう少し、あちち・・」最後にはおしゃもじをそのまま口に入れて怒られたりして。

中に入れるご飯はもち米とただ米を3対1の割合だと言っていたけ。
さぁできたからつぶして!お手伝いの私はお釜のまますりこ木でつぶす。あまりつぶしすぎて餅にならぬよう、少しお米の形が残るよう、ヤジさんキタさんじゃないけど、半殺しの要領。
少し冷めたらた俵の形のおにぎりにする。あまり大きく握ると、「お前のは大きすぎるよ、お相撲さんが食べるんじゃないんだから。」とよく怒られたけど、たしかに外に餡子をつけるから、中は小さくしないと大変なことになる。
そのようにしてモロブタ一杯に並べて出来たおはぎは 味見しすぎてもうお腹一杯。折角楽しみにしていたのに食べられない。翌日食べると中のご飯がすでに硬くなっていて、一番美味しい時に食べられなかった。

祖母がいってた「隣のおはぎと北の夕立は 来そうでこない」
どういうこと?と聞くと、「お餅はペッタンペッタンと音が隣に聞こえるから、お裾分けがくる。ところがおはぎは音がしないからお裾分けが来ないという事なんだよ。」なるほど・・
「棚から牡丹餅」というからやはり手軽に甘いものが食べられな時代は、貴重なご馳走だったんだろうね。

曇り 28℃ 蒸し暑い