爽やかに晴れた、黄砂もなく、空はキーンと澄み渡り、小鳥の囀りが耳に心地よい、春だ、春だ。久々のいいお天気に道行くひと皆に、わけもなく微笑みを投げかけたくなるような、早春の一日だった。
作家の藤沢周平は、＜冬の木々は、すべての虚飾を剥ぎ取られて本来の思想だけでたっている＞と、そして、＜もうちょっと歳取るとああなる覚悟はいいか＞と随筆に書いている。来し方をごまかすことのできない立ち姿を、裸の木々に見たのだろう、と今日の朝日新聞の天声人語に書いてあった。勿論浅学菲才の私の知識じゃありません。
江の川土手は、散歩の老人達で賑わっている。今日は偶然にも二組の犬の散歩のご婦人と散歩の男性と暖かな土手で話していた。（写真をクリックして下さいね。）
しかしそれらの木々も春が巡れば緑の衣を着る。
昨日の雨はきっと「木の芽雨」だね。
私も陽気に誘われて土手に登ってみた。中国太郎と呼ばれる江川は相変わらず、ゆったりと流れていて、川面は海からの春風になぶられて錆び色のうろこのように小波を立てていた。
岸に繋がれている、小さな漁船は、たっぽんたっぽんと寄せる波が波止に当たり、その反動で大きく小さく揺れていた。長閑な江の川埠頭の風景です。
さて。
話は全然違うのだけど、ダイダイってもの凄くすっぱくて、最近スーパーでも果物屋さんでもあまり見かけなくて、縁起のいい果物でありながら、隅っこの方に追いやれて、肩身の狭い思いをしている。
この前頂いて、あまりのすっぱさにしり込みしていたが、どうしてどうして、ちょっと工夫をしたらまぁ おいしいのなんのって、もし年間通して手に入ればメニューに加えたいくらい。ただし材料費はタダで・・・
最初のドリンク なずけて「ダイダイサワージュース」
作り方。
絞ったダイダイに、蜂蜜、ガムシロップ加えて牛乳で混ぜるだけ。ヨーグルトドリンクのようで、爽やか、すっきり、おいしい。
次に なずけて、「ダイダイスカッシュパンチ」
作り方。
絞ったダイダイに蜂蜜 氷、炭酸入れて混ぜたら、ブランデーを入れてくるくる。
ステキなカクテルに変身。
もう病みつきになりそう・・・
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