ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

他山の石

2008年03月21日 | 四方山話
 二日ぶりに晴れた午後、何時もの新川沿いを上のほうに行ってみた。中学生くらいの女の子が川に石を投げていた。
「何か居る?」「いいえ」暖かな日差しの中、石段にすわって何の話をしているんだろうか?要らぬお世話か?

しかし私が若い娘をやってる時は気がつかなかったけど、若い娘からドンドン遠ざかるようになって、ぼんやりとわかって来た事がある。それは若い娘って言うのは思いっきり曖昧でクサイ言葉ではあるが、その言葉自体が「人生の花」みたいな存在なんだと、若い娘がそこにいるというだけで、充分に花である。イロモノであり見世物である。どのような理由でそう思うのかわからないが、若い男では役不足だ、とりあえず存在そのものが「人生の花」みたいなもので、なーんにもしなくてもただそこに居るだけで、娯楽的価値があるのもなんだなぁとつくづく思ってしまう。
こういう感じは女に生まれないとわからないんじゃないかな?

なんか可愛かったので黙って撮らせてもらった。巣立つ前のツバメみたい。
若さっていいなぁ~。


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 さて。
たかが「石ころ」と思うなかれ。
確かに人生、世の中、くだらないもので溢れている。自分にとって大切なモノであっても、人様から見れば何の値打ちのないモノはたくさんある。
モノばかりではない、人の記憶も思いでも、そして本も、小説も、風景も自分以外の誰かにとって 何かの役に立つものでもない。

 そんな人様にとってはどうでもいい私の宝物、これらの小石のガラクタは、私が行って拾ってきたものではない、それどころか まだ一度も海外なんて行った事はないし、これからも行くことはないかもしれない、でも私に夢と憧れと、そこの景色や、そこに住む人たちや、様々な歴史など、触っているだけで想像させてくれる世界各地の石ころなのだ。

 今の時代友達や、家族、木馬のお客さんなど、たくさんの人たちが海外に行かれる。
取り残された私はその時、拝み倒して道端に落ちている石を拾って来て!とお願いして集めた石ころなのだ。

●エジプトの砂、
●モーリタニアの砂
●フィアデルフィアの石(アメリカ)
●シアトルの石(アメリカ)
●韓国の石
●サハラ砂漠の石
●オーストリアの石
●ハンガリーの石
●チェコの石
●バリの貝殻
●インドネシアの石
 
 赤っちゃけたエジプトの砂を見ると、♪月の 砂漠を はーるばると~の歌が出る。そして想像する、王子様とお姫様が月夜の砂漠を駱駝に乗ってシルクロードをとぼとぼと進む姿を、ナガーイ影がついていく。

二人はオスマントルコ王族の王子様とお姫様らしく、ドナルドの遠い先祖だったとか。
二人が辿っていたのはシルクロードで、ラクダの背に積まれていた金の壷には胡椒が、また銀の壷にはトウガラシが入っていて とぼとぼと運んでいたんだね。

このように石を眺めながら、世界地図を広げて世界旅行するんです。
地図の上の世界旅行は流石に方向音痴の私も迷う事は無い。

そして このように夢を馳せていると、この地球上で起きている様々な諍いが実にあほらしく、ばかげた事に思える。
 
捨ておけ!捨ておけ!

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