夜風も暖かく感じられるこの季節 闇夜に浮き立つように白木蓮の蕾が膨らんでいる。桜のように艶やかさはないけれど、凛として、爽やかに咲いている。
花言葉は「ずっと変わらぬ友情」ふーん、そうなんだ、この花が夜空を明るくしてくれると、さぁいよいよ桜の季節か、と気にもとめなかったけど、えーと、ふーん 友情かぁ～、いつまでも変わらぬ友情、いい言葉よね。
人は一人では生きられない、なら 気のあった友達と老い先短い人生、助け合って楽しくいけたら最高よね。仲良くしてくださる方たちを大事にしなくちゃ。わたしゃ急ぎ旅にござんす。不毛な喧嘩や恫喝は避けよーっと。
さて、終日雨だった。
暇な木馬の昼下がり、「痴漢でっち上げ容疑の男逮捕」や先日の「エロエロ校長」の暴走メールの話になった。
大阪の地下鉄で、示談金目当てに男女に痴漢にでっち上げられ、会社員の男が誤って逮捕されたはなしとか、エロエロ校長は、三十も年が違う元教え子に勉強を教えてあげると近づき、手を出してしまった話なのだけど、私の最大の疑問 それは日本人は世界に誇れるくらいに豊かになったのに、何故にその心根はこんなにも卑しくなったのだろうという事。
いつだか、週刊誌だったか、新聞だったか忘れたけど、豊になって失ったものは、日本語の美しさだと。
妙に納得したので覚えている。
「おいしい」という言葉も食べ物がおいしいというのが本来なんだけど、おいしい話とか、おいしい仕事とか少々ニュアンスが違う使われ方をしていると。うんうん、わかる、私も使うもん。
でもこれらの様々な出来事も、もしかしてでっち上げ男女は楽してお金になると思ったのか、エロ校長は楽して欲望を解消できると思ったのか、なんともさもしい考え方、情けない。
日本には神代の昔から「感覚的美観」があったと、これまた何かの本に書いてあった。このような最後の砦の日本語の感覚的美観がいとも簡単に崩れたのは、我々の世代が追い越せ追いつけの精神で頑張り、豊になったからなんじゃないだろうか？
関係ないかもしれないけど、今週「週刊朝日」と「サンデー毎日」の発売日が大幅に遅れた。それというのも、東大、京大、の前期日程の合格ランキングを掲載するためだったらしい。
昔は有名国立大学の合格者は名前が載っていた。流石にこれは個人情報の流出で禁止になったけど、愛想無しのころは載っていた。
この合格ランキングは 合格者の親とか親戚とか必ず買うので、普段より増刷するらしい。
う～ん、雑誌社にとっては、楽して売れるおいしいネタなんだろうなぁ。
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