ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

お客商売の「のうはう」

2008年03月10日 | 木馬の事

 今年も咲きました。
トンボ邸の白梅が・・
例年より少し遅く、例年より少し花の付きが悪いような気がするけど、あまーい仄かな いいにおいが辺り一面に漂っていた。

春の花は、ある日突然咲く。ほんの数日前まで、ぽつぽつ膨らんでその他はまだつぼみだったのに、あっ、と思った時には、もう満開というほどに咲いてしまっているのだ。

 この白梅もそうだ。
この前トンボに「梅が五分咲きになったら教えてね。」と頼んでいたのに今日になり「ごめん、梅が満開よ。」
「なんでもう少し早く教えてくれんかったん?」
「あのね、俺もね、暇なように見えて忙しいのよ、NTT西日本に頼まれたのIT関係の仕事や(タウンページの配達)おまけに本業の医療関係(ただの当直)の仕事で忙しくて、バタバタバタバタしていて気がついたら満開になっていたんよ。」
今日は午前中はぐずついたお天気だったが、午後からいい塩梅にスカッと晴れてきたので、盛りを過ぎているけれど写してきました。(写真をクリックしてくださいね。)

 愚かなトンボは過分なアルバイト料を貰っているにもかかわらず、「だけど、毎年毎年 タウンページを印刷して 配って、無駄だと思わん?オリンピックとあわせるとか(つまり4年に一回)それでもまぁ 2年に一回くらいならまだいいけど、昨年配ったの回収すると、全然開けてもおらん家もあるよ。こんな無駄な経費使うなら、NTTの一般回線の赤字補填に回せばいいのにね。それからまだ余るようなら電話代安くすればいいのに。俺らまだ田舎は厚さも薄いけど、大都会はどうするんだろうね。大変な経費だよ。」とほざいていましたよ。

 しかしなんですね。この年齢で和木地区、江津地区と4日間で配り終えるとは、流石に普段からスイミングで身体を極限まで鍛えているということが幸いしたんでしょうね。普通の人なら一週間はかかるでしょうから。
たまには鼻水たらし、ある時はこむら返しを起こし、またある時は膝がカックンカックンしてましたけどね。ご立派です。

 さてさて。
この手の人間がいれば あの手の人間もいる。
やっとまた暇を持て余すようになり、また何時ものように 木馬の住人となったトンボの今日の午後の話です。
なんでも和木地区を配っていて、ごめんくださいといったら声はすれども、中々出てこられないので、玄関を開けて置いて帰ったらすぐさま、家の中に黙って入った、不法侵入だと苦情の電話が来たとか、次の日別の家で 今度は玄関が開いていたけど、声がしなかったので表の濡れないところに置いて帰ったら、玄関が開いているのに 中まで持って入ってくれればいいのに不親切と これまた苦情の電話。
「俺も妙齢のご婦人の寝床に ふすまを開けてあがりこんだのなら不法侵入といわれても仕方ないが、玄関のガラス戸開けて置いたのにね。」とトンボらしい不満。

 そこでこの道(お客商売)うん十年のそのねぇの暖かい言葉です。
まぁ トンボさん、そう頭にこないで、人生色々 お客も色々・・お客商売とはこういうものです、よくわかったでしょう、それにしても人間が元々下品な心性をもった生き物だと言う事よね。
私は思うんだけど、覗き見趣味や、無理やりあがりこんでその気にさせるような悪徳がまかり通っている昨今、玄関を開けるのさえも注意しなくてはいけないのよね。
この場末の木馬にだって、腹の立つお客さんいるよ、でも私は聖人になれないから、そんなことすべていい方に考える、茶化して考える俗人になりたいと思う。悪口言うのも言われるのも嫌いと言うのはステキな聖人だけど、私には到底無理。
なら、悪口もその人のためになる人生哲学、俗人の洒落っ気、と取ってもらえるように、これからも恫喝、恐喝の名人になるよう努力したい。そのために心の洗練度を鍛えなくちゃ・・

 とお客商売の『のうはう』を来る来年のアルバイトのために親切に教えてあげました。そのお礼にと、落語のCD作ってもらうように恫喝したのです。
自分でもこの「転んでもタダでは起きない」精神を誉めたいと思います。

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