ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

バラのお酒を開けた。

2006年03月21日 | スポーツの事

   

三隅公園の梅です。しだれ梅は、桜みたい。(写真をクリックして下さい。)勿論、私の写真ではありません。

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お酒はいける口ですかと問われて、「たしなむ程度です・・」と控えめに答えたりするのが、いい女の奥ゆかしさだとは知りつつも、そんな嘘はつけない。
「なんでもいけますが、最近年を取りましたので、酒量がぐーんと減りました。」と躊躇なく答える。アル中女かと思われがちだが、そんなことはないと思うよ。

どうにかなるほど飲んだ事ないし、ビールは今のところお茶代わりだ。毎日原則として飲む、別に理由があるわけだはないが、元気のバロメーターだから・・(別名私は命の水と呼んでいる。)
梅の花も綺麗で 写真のような梅花の下で、酒宴も又おつなものかもしれないが、少しこの時期寒いからね。

もうじきまた桜が咲くので、桜を愛でながら、花の下でゆっくりと杯を交わすのがいいね。

酒好きな私であるが、店で飲むことはほとんどない。しかし今日はイリコさんとカウンターの中で乾杯した。

それは、この前地場産業祭があったとき出品していた、都錦酒造が造ったバラ酒を頂いたので、WBCで日本が優勝したら開ける事にしていた。

 日本全国でどれほどの人が応援しただろう、世界一王座決定戦。木馬でもお客さんと応援した。
神様にもらった決勝進出だったから、リラックスして見られた。負けて元々と言う気持ちがあったから。

初回から、オシ気味に試合を進める日本チーム。押し出しや、タイムリーで4点先取。やはり神がかり的だ~。
先発松坂はホームランを打たれたものの、気合の入った投球で、キューバ打線に追加点を与えない。いいぞ、松坂!

買い物に行かなければならない、6-1の時、ちょっと私が中断して、後ろ髪を引かれるが出かける。

急いで帰ってみると、ジンちゃんが来ていて、トンボや、とらたぬや、しもに集中攻撃を受けている。
なんでも、ジンちゃんと一緒に野球を見ていたら、加点されてキューバ優勢な雰囲気になっているとか・・
エラーもあり6-5になっている。こうなればやはり、世界のアマチュアチャンピオン、のキューバの事、逆転可能だよね。大塚が出てきて何とか4球で抑えたけど、一点差ではどうなる事やら。皆 いらいらドキドキ、落ち着いて・・

ジンちゃんに仕事の電話が掛かってきた。「残念だけど、仕事だから帰ります。」
「遠慮せずに、どうぞ!どうぞ!」と言われていた。
しかし、本当にジンちゃんが帰ったらガラっと雰囲気が変わった。どうも今日のジンちゃんは疫病神か?

1点リードで迎えた9回表 イチローのタイムリーで1点追加、松中の気合の入ったヒットで一死満塁、代打福留、韓国戦の再現期待! やったぁ!レフト前タイムリーヒットで2点追加。

さらに満塁で、小笠原の犠牲フライでさらに一点追加。
日本はこの回、猛打爆発で4点を追加。5点リードで、9回裏のキューバの攻撃に入る。

8回から登板の大塚、一点を失うものの、後続を抑えて、10-6日本一に・・

みんなの夢、そしてイチローの「日本の野球を世界に知らしめたい」の夢が、叶ったのだ。
MBPは松坂だったが、これはイチローだよね。一番熱くなっていたもの・・

 

     

 

 開けた、バラのお酒を・・グラスに注いだ。綺麗な薄ピンクの液体。

ほのかにバラの香り、「乾杯!」のどにピンクの液体が、ほのかに熱くなる。
よかった、よかった、全日本も、お酒も飲めて、本当によかったね。ステキな春分の一日でした。

ところで余談ですが、ソフトバンクの川崎選手はエラーも多いけどファインプレーもあり、しかしイケメンだね、あれなら許せる。

晴れ13℃

 


拾い物の映画。

2006年03月21日 | 映画の事

映画 「濹東綺譚」をビデオで見た。

製作:多賀祥介 監督・脚本:新藤兼人 原作:永井荷風 撮影:三宅義行 音楽:林光 出演:津川雅彦/墨田ユキ/宮崎淑子/八神康子/佐藤慶/井川比佐志/浜村純/角川博/杉村春子/乙羽信子
 
「断腸亭日乗」が、以前日経新聞で紹介してあったのを読み、永井荷風は大金持ちの癖にケチで、結婚してなかったので、お金を残して死んだと書いてあった。
偶然図書館でこのビデオを見つけて、@押上さんのブログに紹介もしてあったし借りて見た。う~ん 見てよかった。面白いのだ、いい作品だ。これは新藤兼人の傑作だと思う。
 
物語は・・
小説家の永井荷風は、女は全て慰み者だと考えているような男だった。彼は家庭に縛られることを嫌い、夜になると銀座のカフェなどに繰り出して様々な女と遊ぶ日々を送っていた。女に金をせびられたりすることもあったが、彼の女狂いは止まらなかった。
58歳になった頃、荷風は玉ノ井でお雪という娼婦と出会った。彼女は安藤まさという女が所有する娼家で客を取っていた。荷風は彼女の元に通い始める。お雪は荷風が小説家だとは知らず、尻を観察したりするのでエロ写真家か何かだと思い込む。
荷風は母親を亡くしたのと同時期に、お雪の元へ通うことをしばらく避けるようになった。1週間もたった頃、再び娼家訪れた荷風は、お雪から妻にしてほしいと頼まれる。お雪との結婚を承諾した荷風だったが、2度と彼女に会いに行くことは無かった…。
この映画も永井荷風の日記形式で物語が進行するのだが・・・・
 
作家の目で生きていたその時代を克明に記録してある日記、この手の日記は、山田風太郎の「戦中派焼け跡日記」、「戦中派不戦日記」を読んだ私は、私が生きてきた少し前の、日本の当時の国民の生活がよくわかりとても面白く、興味があるのだ。(日本教科書審議会、そんな団体あるかどうか知らないが、社会科の教科書よりよほどいいと思う。参考にしたら・・)
話はそれたが、「断腸亭日乗」をとても読みたくなった。図書館で探してみよう。
 
今まで邦画を独断と偏見で見てこなかった私ですが、いい映画もあるのですね。
感動です。
しもの言う事なんか当てにならない。(しもは★1ヶ半と言った。)まだまだ映画の良し悪しをともに語るには、役不足、20年早い、鍛え直さねば・・
鍛えがいのあるやつがまた一人増えた。楽しみだ。
 
そうそうこの映画の中で面白い私とのつながりを見つけた。
浅草なのかな?木馬館の看板と、(これはストリップ劇場だった。)玉ノ井の置屋のお母さんの苗字が安藤だったし(乙羽信子の顔が草加煎餅のように丸い事も含めて)。