映画 「濹東綺譚」をビデオで見た。
製作:多賀祥介 監督・脚本:新藤兼人 原作:永井荷風 撮影:三宅義行 音楽:林光 出演:津川雅彦/墨田ユキ/宮崎淑子/八神康子/佐藤慶/井川比佐志/浜村純/角川博/杉村春子/乙羽信子
「断腸亭日乗」が、以前日経新聞で紹介してあったのを読み、永井荷風は大金持ちの癖にケチで、結婚してなかったので、お金を残して死んだと書いてあった。
偶然図書館でこのビデオを見つけて、@押上さんのブログに紹介もしてあったし借りて見た。う~ん 見てよかった。面白いのだ、いい作品だ。これは新藤兼人の傑作だと思う。
物語は・・
小説家の永井荷風は、女は全て慰み者だと考えているような男だった。彼は家庭に縛られることを嫌い、夜になると銀座のカフェなどに繰り出して様々な女と遊ぶ日々を送っていた。女に金をせびられたりすることもあったが、彼の女狂いは止まらなかった。
58歳になった頃、荷風は玉ノ井でお雪という娼婦と出会った。彼女は安藤まさという女が所有する娼家で客を取っていた。荷風は彼女の元に通い始める。お雪は荷風が小説家だとは知らず、尻を観察したりするのでエロ写真家か何かだと思い込む。
荷風は母親を亡くしたのと同時期に、お雪の元へ通うことをしばらく避けるようになった。1週間もたった頃、再び娼家訪れた荷風は、お雪から妻にしてほしいと頼まれる。お雪との結婚を承諾した荷風だったが、2度と彼女に会いに行くことは無かった…。
58歳になった頃、荷風は玉ノ井でお雪という娼婦と出会った。彼女は安藤まさという女が所有する娼家で客を取っていた。荷風は彼女の元に通い始める。お雪は荷風が小説家だとは知らず、尻を観察したりするのでエロ写真家か何かだと思い込む。
荷風は母親を亡くしたのと同時期に、お雪の元へ通うことをしばらく避けるようになった。1週間もたった頃、再び娼家訪れた荷風は、お雪から妻にしてほしいと頼まれる。お雪との結婚を承諾した荷風だったが、2度と彼女に会いに行くことは無かった…。
この映画も永井荷風の日記形式で物語が進行するのだが・・・・
作家の目で生きていたその時代を克明に記録してある日記、この手の日記は、山田風太郎の「戦中派焼け跡日記」や、「戦中派不戦日記」を読んだ私は、私が生きてきた少し前の、日本の当時の国民の生活がよくわかりとても面白く、興味があるのだ。(日本教科書審議会、そんな団体あるかどうか知らないが、社会科の教科書よりよほどいいと思う。参考にしたら・・)
話はそれたが、「断腸亭日乗」をとても読みたくなった。図書館で探してみよう。
今まで邦画を独断と偏見で見てこなかった私ですが、いい映画もあるのですね。
感動です。
しもの言う事なんか当てにならない。(しもは★1ヶ半と言った。)まだまだ映画の良し悪しをともに語るには、役不足、20年早い、鍛え直さねば・・
鍛えがいのあるやつがまた一人増えた。楽しみだ。
感動です。
しもの言う事なんか当てにならない。(しもは★1ヶ半と言った。)まだまだ映画の良し悪しをともに語るには、役不足、20年早い、鍛え直さねば・・
鍛えがいのあるやつがまた一人増えた。楽しみだ。
そうそうこの映画の中で面白い私とのつながりを見つけた。
浅草なのかな?木馬館の看板と、(これはストリップ劇場だった。)玉ノ井の置屋のお母さんの苗字が安藤だったし(乙羽信子の顔が草加煎餅のように丸い事も含めて)。
(女将の「まさ」が瞼の刃傷を隠すためにかけている)
戦後は月光仮面みたいなヤンキー風に変わっている
のが
女将とか雪の女性ならでは?の逞しさを感じさせます。
「こういうサングラス、懐かしいなぁ」
と思う人には面白い映画だと思います。
オイラも近所の図書館へ久しぶりに行って見ました。
書籍類はともかく
映画のビデオは品揃えが薄いし、ろくなのがありません。
DVDもさらにわずかですがありましたが
ほとんど貸し出し中。
落語のカセットやCDはびっくりするほど豊富ですが、
こちらもほとんど貸し出し中です。
それでもめげずに少し立ち読みして帰りました。
雪になった人私初めて見たけど、綺麗だね。
色が白くて・・
津川雅彦がいいね。
新藤兼人も始めてみたよ。
図書館、いいな、その辺りはたくさん本があるのでしょう?
江津の図書館の場所知ってる?多分昔警察があったとこよ。
本も少ないし、ビデオも少ない。私ビデオ寄付してあげようかな?