ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

ホットウィール「シェルビーGT500」改造「ナイト3000」(その2)

2010年02月15日 | 不定期連載シリーズ
 更新が長い間止まってしまい、読者の皆様にはご心配をお掛けいたしました。たいへん申し訳ございません。m(- -)m
 1月24日の記事にも読者の皆様からたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます! しかし、批判的なコメントや当ブログの趣旨とは関係ないコメントも連続していただき、その結果コメント欄に混乱が生じました。
 正直、かなりヘコみました。もうブログを辞めようかとも思いました。しかし、そういったコメントが書き込まれるのも筆者の未熟さ、言葉足らずゆえのことだと思います。まだまだ精進が足りないことを気付かせて下さって、本当にありがとうございます!
 m(- -)m

 ノンシンナーについては対象がプラスチック製品である以上、完全に有機溶剤とは無縁というわけにはいきません。完全に有機溶剤をシャットアウトしようとすると、水性塗料もガンダムマーカーもデカール軟化剤も使えなくなってしまいます。瞬間接着剤や油性ペンさえアウトかもしれません。それはやはり無理があるため、やむを得ず筆者は家族や近隣に迷惑を掛けないレベル(最初の記事をご参照ください)に臭いを抑えるよう心掛けています。ちなみにVガンダムの撮影に使用した接着剤の瓶は、シンナー臭の無いリモネン系接着剤やデカール軟化剤のものです。

 デザインナイフについては、筆者は「パチ組みからのステップアップを図るためには、使えるようになっておいた方が良い、とても便利な工具」と考えています。「万能ツール」とは考えていませんでしたが、実際には、
 ゲート処理・短いスジ彫り&合わせ目処理で消えてしまったスジ彫りの復活・細かい彫刻・カンナ掛けによるパーティングライン消し・シールやテープ類の切り出し・シールの裏に指紋を付けずに位置決めをするのに便利・ピンバイス(ドリル)で穴を開ける前の位置決め・刃の反対側を使ってマイナスドライバー代用、などなど…
 …これだけ出来ればやっぱり「万能ツール」なのかもしれません。
 しかし、使いこなすには充分な練習と、怪我をしないための注意力と技量が必要です。そのあたりの配慮が筆者の記事には欠けていたようです。筆者は昭和40年代生まれ、小学校ではナイフで鉛筆を削ることを習った世代です。心のどこかに「ナイフは使えて当たり前」という傲慢さがあったのかもしれません。誤解を招くような記事を書いてしまい、たいへん申し訳ございません。m(- -)m
 更新を休んでいる間、薄刃ニッパーできれいにゲートを仕上げる練習をしていました。ある程度コツはつかめましたが、まだ納得のいく仕上がりには到達していません。どうしてもニッパー特有のつまんだような跡が残ってしまいます(汗)。2010-01-29 22:48:19のUnknownさん、きれいに仕上げる極意をどうか教えてください。お願いします!m(- -)m

 フィギュア、特に「美少女フィギュア」に関してですが、当ブログには小・中学生の読者さんや、そのご家族様も見に来てくださっています。そのため、「安心して見られるブログ」を常に心掛けています。筆者はフィギュアについては理解があるつもりですが、世間的にはやはりイメージがあまり良くありません(TVドラマなどでの「美少女フィギュアを持っている登場人物」の扱いを見ると、悲しくなりますよねぇ…:涙)。それで、当ブログの記事ではフィギュア関連の話題はできるだけ取り扱わないようにしています。コメント欄にフィギュア関連のことを書き込んでいただいてもOKですが、内容によってはコメントを削除させていただく場合がありますので、ご了承ください。

 それから筆者からお願いがあります。コメント欄に投稿される場合は、名前欄にぜひハンドルネームを書き込んでください(タイトルは無くても構いません)。名前を入れないと、どの人でも「Unknown」になってしまって識別ができませんので…。

 *応援のコメントをくださったヤブチカさん、OSSAN自動車さん、Busterbeamさん、ふくさん、とらいちさん、剣時さん、コジロウさん、sugakiyaさん、ケンケンさん、丸足型猫型兵器さん、ベレロフォンさん、ヤマトさん、Kさん、かとぽんさん、この記事を書く前に改めてもう一度、皆様からいただいたコメントを拝読させていただきました。やる気が沸いてきました。本当にありがとうございます!


 さて、この数週間、落ち込んだりブログの存続について考えていたり、ニッパーの練習をしていたりで記事のネタがありません。前もって用意していた記事をお送りいたします。ミニカー改造「ナイト3000」の続きです。
 
 前回ボンネット上に貼り始めた細切りプラ板ですが、なんとかすき間なく最後の1枚まで接着できました。「すき間なく」と書きましたが、厳密にはそれぞれの細切りプラ板の間には多少のすき間があります。そのわずかなすき間を瞬間接着剤で埋め、接着剤が完全に硬化してから表面をヤスリ掛けして滑らかにします。


 元のボンネット表面の三次曲面にプラ板がなじみました。

 実車の写真を見ながら、ボンネットに貼ったプラ板を整形していきます。「ナイト3000」は黒い車体のため形状が分かりにくいので、ベース車両の「シェルビーGT500KR」の写真を参考にしました。


 こうして見てみると旧「ナイト2000」と違って、ベース車両と「ナイト3000」の相違点があまり無いことに気付きます。カラーリングとエンブレム関連の違いだけで、形状の変化は無いようです。
 旧「ナイト2000」はベース車両の「トランザム」とはかなり外観(内装も)が異なります。実際にレプリカを製作されている方のサイトはとても興味深いですよ♪

 
 プラ板を貼り足したバルジ(ふくらみ)部分の先端のダクト部分を再現するため、小さく切ったプラ板を貼って、デザインナイフで削り出します。左右対称になるように気を付けながら、少しずつ削りました。強度の問題から、あまりシャープに出来ないのが残念…。

 
 現状ではサーフェイサー吹きによるチェックができないため、黒に近いガンダムマーカーを塗って表面の仕上がりをチェックしました。


 表面チェック用に塗ったガンダムマーカーを、ペーパー掛けで除去しました。ノーマルの「マスタングGT」との比較写真です。

 
 実車のフロントグリル左側には、コブラを模したエンブレムがあります。プラ板からデザインナイフで削り出しました。


 「GT500」のミニカーには無い、「GT500KR」特有のディテールを再現していきました。

 
 写真左:バンパー下部の丸型フォグランプは、ウェーブ「Hアイズ」の1ミリ径の裏にガンダムマーカー「メッキシルバー(現在入手困難)」を塗り、水性塗料のクリアーで接着しました。本当は1.5ミリ径を使いたかったのですが、スペースが狭いため無理でした(泣)。
 ボンネット先端両端の丸いパーツとバンパー下グリル両端の丸いダクトは、コトブキヤ「小型リベット」を貼って再現しました。

 写真右:ドアミラーは黒いランナーから削り出して、接着後に左右対称にするための微調整を行ないました。

 後はボディーの改修部分を黒塗装することになりますが、実車には前バンパーから後ろバンパーにかけての車体上面に「レーシングストライプ」と呼ばれる2本の線がツヤ消し黒で施されています。これの再現をどうしようかと悩んでいたのですが、良いものを見つけました。
 「ハセガワ トライツール TFシリーズ」の「つや消し黒フィニッシュ」です。リンク先の不知火アスカさんHGUCブルーディスティニーホンダCB750の製作記事で同シリーズの「ミラーフィニッシュ」を、エプロンさんが「ゴールドミラーフィニッシュ(6月16日の記事) 」を使っているのを見て、以前から使ってみたかったので、ちょうど良かったです。別のミニカーを使って実験してみましたが、使用感や仕上がりは上々です。後日、記事にて紹介いたします。

 おまけ:「ナイト3000」への形状加工が終わったのですが、ホイールの形状の違いをなんとかしたくなりました。改造するのはたいへんですので、他のミニカーのホイールを流用することにしたのですが…。

 用意したのはホットウィールの「日産GT-R」です。ホイール+タイヤは金属製のシャフトで左右が連結されているため、車体裏側のシャシーを外して、左右がつながったタイヤを取り出さなければなりません。しかし、シャシーをボディーに固定している部分のカシメが非常に強固で、シャシーを破壊してホイール+タイヤを取り出さなければなりませんでした。
 同じ理由で「シェルビーGT500」の分解も困難で、結局ホイールの交換は断念することになりました。

 GT-Rを一台犠牲にして入手したホイールがもったいなかったので…
 
                  ↓

 先日発売されたトミカの「ベントレー コンチネンタルGT」に移植してみました。こちらの分解は容易でした。3ミリ径の金属加工用ドリルでカシメに穴を開ければOKです。ベントレーのような超高級車がトミカになったのは非常にうれしいのですが、トミカ伝統のタイヤが貧弱に見えてしまいましたので…。


 前回の記事のコメント欄にいただいたご質問の件ですが…返事が大幅に遅れてしまい、たいへん申し訳ございません。
 *ふくさん:写真を使っていただけて光栄です!ありがとうございます。残念ながら当ブログのコメント欄には画像の投稿機能はありません。「いめピタ(←だったかな?)」などの画像投稿サイトに画像を投稿し、その投稿した画像のURLをコメント欄に貼ることは可能のようです。
 *剣時さん:手首関節ブロックをしっかり持つと、白いカバーのパーツが割れてしまう場合があります。筆者は前腕の両サイドの装甲パーツの手首付近を挟み込むように持って、手のパーツをゆっくりと回しながら外すようにしています。トップファイター用のダミーパーツは取り外しやすいように、ボールジョイントに軽くペーパー掛けしておきました。
 *ケンケンさん:つや消しトップコートの塗装面にスミ入れをすると、にじんでしまう事が多いですよねぇ。ちなみに筆者が水性トップコートを使えるのは、年に1日か2日ぐらいです(汗)。そのため、ほとんどの完成品はトップコートを吹く前の状態です。
 スポンジヤスリ→歯ブラシでスジ彫りなどにたまった削りカスを取り除く→スミ入れ→トップコート、の順番で作業を行なうとスミ入れの「にじみ」を少なくする事ができると思います。
 *2月13日のUnknownさん:MGユニコーンガンダム映像版ですが、スケジュール&財布の事情から、誠に残念ながら見送ることにしました。追加パーツによって非常に魅力が増しているキットなんですけどねぇ…。
 *チョコさん:以前いただいたコメントはまったく問題ありませんよ♪ 読者の皆様からの情報は大歓迎です!

 *0Zgeさん、大佐さん、貴重な情報ありがとうございます! ぜひ試させていただきます。m(- -)m