アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

五輪のメダルより、トイレが大事な国

2021年04月28日 | Weblog
 東京五輪・パラリンピック…どうなるんでしょうねえ?組織委員会の橋本聖子会長は、「やるかやらないか、最終判断は6月まで先送りする可能性もある」。そ、それてっえ、遅すぎるようなぁ?
 東京五輪・パラリンピック、開催されるとして、無観客さえささやかれているありさまなので「観戦の楽しみ」はぁないわけで。楽しみとしましては、「メダルの獲得数」ですかねぇ。
 前回のリオでは、日本は、「金12,銀8,銅21の合計41個でした。これは、参加国中6番目(金メダルだけの順位)でした。
 1番は、米国の金46、銀37、銅38の合計121個。2番目以降金メダルの順位は・・・英国、中国、ロシア、ドイツの順。ロンドン五輪に引き続き、英国の台頭が光りました。

    どうして、英国がって?香港を中国へ返還したときのオリンピックでは、英国より、香港のメダル数がずっと多かったんですよ!(その時のオリンピックは、香港が、「独立した行政区」として、中国とは別に「香港」としてオリンピックに参加しました)
 大英帝国としては、このことが情けなかった。国を挙げて(「お金」にモノを言わせて)、競技の振興に力を入れましたねえ!ロンドン五輪ではメダル獲得数3位に躍進。リオでは2位…一度強化すると、簡単には廃れない。

 で、中国ですが、14億人の人口ですからメダル獲得数は1番でなければならないと思うのですが、米国、英国の後塵を拝している。特別に強化しなくてもメダルは70個は獲れるからいいという考えなのかな。

 人口からいくと、13億人を突破したインドは、リオではどの程度だったか?
インドは、金0、銀1、銅1…に、に、2個!全体では67番目。こ、これって…カレーを食べている場合じゃないだろ!
 人口の比率から当然メダル獲得数で上位でなければならないはずのインド…ロンドンでは、「銀2、銅4の計6個…!」。リオでは、計2個。
 人口は世界2位、経済規模は世界9位ですよ!インド人もびっくりですよこれ。メダルが少ない理由…
 「青空トイレだから」…そんなもの、理由になりません。
 「死体が流れてくる川で沐浴するから」…だから何なんだ!
 「手でカレーを食べるから」…だ、だから…なんなんだぁ!

 オリンピックの種目は、殆どが人間の原始的能力を競うもの。人口が多い国が強いはずぅ…でなければなりません。なぜ、インドが弱いか?
 私は、帰宅途中のインドの中学生に英語の教科書を出させて内容をチェックした数少ない日本人の一人なのですが…「高度だ!」と感じました。学習に、もの凄く力を注いでいるのです。もちろん、グラウンドも、サッカー場もあります。しかし、スポーツではなく、「勉強第一」なのです。

 インドの諺に、「体育は無駄、王になりたければ学問にはげめ」があります。スポーツ軽視は、伝統ですね。オリンピックでメダルをとっても「トイレ付きの家に住む」ことが出来るかどうか。それよりも、学問に励んで、確実にトイレ付きの家を手に入れようということ。オリンピックのメダルなんぞ、トイレの魅力には勝てないということでしょう。

 もう一つ、インドの諺…「美しい女は世間のもので、醜い女は君だけのもの」
「美人は三日で飽きるが、醜い女は三日で慣れる」ということか?そうゆうことではなく、「好事魔多し」ということ。
 その諺と、インドのメダル数とどんな関係があるんだって?
 「メダルを多く取る(好事)と、良くないことが起こるよ(魔多し)」ということ…かなぁ?