民主党の「郵政改革に関する考え方(要約版)」を見てみた。
http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/soumu/image/BOX_SOM0020_youyaku.pdf
結論から言いますとこの要約版は面白くありません。
1.「郵政改革に対する考え方」を示すのにまず「小泉批判」から入っています。
批判部分には意味がありません。小泉批判からしか政策を語れないと言うことはいつまで経っても自民党の延長上でしか議論ができないと言うことです。
以前にインドネシアでスハルト政権批判を含んだストリートチルドレンの映画を作った監督さんがいて、それは日本のTV局も支援したし夜中だったけれど放送もしました。その内容は貧富の差を問題視したものになっていて見ればもっともなのですが、結果としてお金の問題からその思考が一歩も外へ出ているものではありませんでした。お金が市民に配分される事だけが幸せのように見ている、つまり監督自身もスハルトと同じ路線の上に思考を展開している事を気付いていなかったのです。民主党も自民党の思考の延長上にその思考回路があるのです。
2.数字がありません。
物事を考える場合に定性的な捉え方だけでは現実的ではありません。
例1.役所等の遠距離化で郵便ネットワークがそれを保管するものになるとしているが、では具体的に何kmまでならOKと考えるか。その根拠は何か。調査はするのか。
例2.郵便貯金の預入限度額を幾らまでに制限するべきか。それによる郵貯の規模は何年にどこまで縮小するか。それによる経済と財政への影響は金額にしていくらになるか。
民主党さま
自民党批判から入っていては与党の思考の延長上にしか民主党の主張は見えません。まず自民党ありきの民主党では、「無責任に批判だけしている」「どうせ自分たちではできないのを本当は分かっているんだろう」と見えてしまいます。
これからはオブジェクト指向でやってください。問題のみに集中した論議が必要です。まだ小泉批判で選挙を戦うようでしたら私は入れません。
コメント一覧

トモコ
最新の画像もっと見る
最近の「いろいろ雑記帖」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 日本でニャー2025(111)
- 日本でニャー2024(344)
- 猫の治療(34)
- 猫の引越(17)
- 癌になる(27)
- 日本でニャー2023(333)
- 日本でニャー2022(98)
- マレーシアでニャー2022(244)
- マレーシアでニャー2021(355)
- マレーシアでニャー2020(277)
- マレーシアでニャー2019(280)
- マレーシアでニャー2018(238)
- マレーシアでニャー2017(241)
- マレーシアでニャー(321)
- 長いようで短い5年目マレーシア(5)
- どうにか4年目マレーシア(157)
- 3年目に突入マレーシア(358)
- 2年目のマレーシア(428)
- まさか、マレーシア!(409)
- 英語やるぞ!(140)
- いい歳して大学へ(13)
- 台湾-非観光的(78)
- 備忘録バリとインドネシア(24)
- Vespa? Yes, but LML !(218)
- カンガルーじゃないKangoo(108)
- Photo Photo(117)
- 日本脱出(140)
- 美食満腹(104)
- 映画って !(292)
- いろいろ雑記帖(394)
- これってスゴイ!(92)
- Puppy で Go!(20)
- ABCのAはArduinoのA(68)
バックナンバー
人気記事