自然界は陰陽で出来ています。
(五行 )木・火・土・金・水
(陽干+)甲・丙・戊・庚・壬
(陰干-)乙・丁・己・辛・癸 ですね…。
そして、変通星にも正と偏とがあります。
日干:甲を例題にすれば…
1. 甲(+)から甲(+)を見ると比肩となります。
2. 甲(+)から乙(-)を見ると敗財になります。
3. 甲(+)から丙(+)を見ると食神になります。
4. 甲(+)から丁(-)を見ると傷官になります。
5. 甲(+)から戊(+)を見ると偏財になります。
6. 甲(+)から己(-)を見ると正財になります。
7. 甲(+)から庚(+)を見ると偏官になります。
8. 甲(+)から辛(-)を見ると正官になります。
9. 甲(+)から壬(+)を見ると偏印になります。
10.甲(+)から癸(-)を見ると印綬(正印)ですね…。
プラスとマイナスは引合いますが、プラス同士やマイナス同士は反発しあいます。
男女は引合って結婚し子供が出来ますが、男同士や女同士ではお子さんはできません。
そして、磁石もS極とN極は引合いますが、S極とS極、N極とN極は反発しあいます(上図の画像ではN極とS極とは引合い、N極同士は反発します)。
分かりやすい例ですと…
上記4番の甲(+)から戊(+)を見ますと偏財となります。
また、7番は偏官となります。
+・+の関係ですので、くっつかずに反発して動くのが偏です。
偏は動くことを通して刺激を受ける星。
故に偏財には流動の財(商才・お金)、籍に入らない女(妾)、動く情(コミュニケーション)という象意も出て来ます。
また、偏官は社会性や仕事プライドの星で強い行動力もあります。
女命では、夫以外の男(情夫)という意味もあります。
故に、偏官を持つ方は動きのある仕事を好みプライドが高い方も多い様です。
女命の場合、月上の中心星に偏官が輝いていると、夫の代わりに仕事をされる方も多い様です。
私の隣の家のご主人(従兄)は月上が偏官で、年上が偏財の並びの命式です。
天干の並びが月年共に偏となります。
彼はいつも動き回っています。
冬の季節でも、朝の6時の陽が昇る前には毎日散歩に出かけます。
そして、日柱でもいつも好きな庭木の手入れで動き回っています。
また、義理人情で筋を通す性格だと思います。
偏官を主体に持つ方は、目的に向かって突進される方が多いですね…。
政治の世界では…
霞が関の正官と永田町の偏官とも言われています。
忖度の正官と筋を通す偏官…人は命式という遺伝子に支配されているのだと思います。
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