■日干別の傷官と官星との関係
○傷官…吉凶の判断が難しい
官星を破る星であるので、原則は凶。しかし、場合によっては(日干と五行の
配分によっては)吉になる場合もある。
(1)日干…甲・乙(丁・丙が傷官)⇒官星が旺相する場合は吉。
生日の木気が火気(傷官)を生じて、金気(官星)を錬治し、良器(刃物)を作り、良く切れる刃物は、木を尅して物の役に立つ家具等を作る。
したがって、木・火・金気がバランス良く組合わさった場合は吉。財富、名誉を得る。しかし、あまり火と金が強すぎるとかえって良くない。(中庸…胎・養・長生が良い)
(2)日干…丙・丁(己・戊が傷官)⇒傷じ尽くすを要す。(傷官が無きに等しい場合)
火気(日干)が燃えて生じた軽い灰(土気の傷官)は、良い畑土としての活用も、原鉱を包む重い土石にもならずに、本来の土気としての効用性も少ない。
・傷官が四柱に只一つあって、しかも休囚する(死・墓・絶)のが良い。
・傷官が多ければ、金(財)或いは水木(官印)の気があって、その傷官が尅用の働きをする。
・印綬星があって、旺相し、傷官を尅用して印綬傷官格になる。
(3)日干…戊・己(辛・庚が傷官)⇒官無くして(去って)吉。官星が無いのが良い。
土気(日干)に対する傷官は金気。金は硬い物質で刃物。また、官星の木気は本来的に柔弱なもの。強固なものと、柔弱なものとの関係では、決定的に勝敗をつけてしまう。
金は木を切って造作をなすものだが、過ぎれば破壊となる。ハサミでの剪定も枝や葉を切り過ぎると、木は育たない。バランス如何では害にもなる。枯れる場合もある。
・土(戊・己)日干の場合の金(辛・辛)の傷官の場合は、弱い傷官が良い。金(傷官)が強い場合は、かえって木(官星)が無いことが荒れない人生となる(官去って吉)。
・火気の印星があっても、水気の財星がなければ、土気(日干)は有用にあらず。(土は水気を保有してこそ価値があります。)
(4)日干…庚・辛(癸・壬が傷官)⇒官を見るを喜ぶ。
金気は強固なる性質を持っている。火気(官星)と水気(傷官)の尅用により、却って良器をなす。しかし、火が強過ぎたり、水が弱すぎたりすると良くない。これもバランスの問題です。
(5)日干…壬・癸(乙・甲が傷官)⇒財・官 共にあるが良く、しかも旺相するを要す。
水気は元来、冷たく流体である。したがって、水は温める火気(財星)と、形をなさしめる器(土器:官星)、または流れを留める堤防(土)を欲する。
・あまりにも財官が多くあると、財殺の命となる場合もあるので、日干が建旺して強固でなければならない。日干の地支が死絶する場合は身が更に弱まり逃気背禄する。
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○傷官…吉凶の判断が難しい
官星を破る星であるので、原則は凶。しかし、場合によっては(日干と五行の
配分によっては)吉になる場合もある。
(1)日干…甲・乙(丁・丙が傷官)⇒官星が旺相する場合は吉。
生日の木気が火気(傷官)を生じて、金気(官星)を錬治し、良器(刃物)を作り、良く切れる刃物は、木を尅して物の役に立つ家具等を作る。
したがって、木・火・金気がバランス良く組合わさった場合は吉。財富、名誉を得る。しかし、あまり火と金が強すぎるとかえって良くない。(中庸…胎・養・長生が良い)
(2)日干…丙・丁(己・戊が傷官)⇒傷じ尽くすを要す。(傷官が無きに等しい場合)
火気(日干)が燃えて生じた軽い灰(土気の傷官)は、良い畑土としての活用も、原鉱を包む重い土石にもならずに、本来の土気としての効用性も少ない。
・傷官が四柱に只一つあって、しかも休囚する(死・墓・絶)のが良い。
・傷官が多ければ、金(財)或いは水木(官印)の気があって、その傷官が尅用の働きをする。
・印綬星があって、旺相し、傷官を尅用して印綬傷官格になる。
(3)日干…戊・己(辛・庚が傷官)⇒官無くして(去って)吉。官星が無いのが良い。
土気(日干)に対する傷官は金気。金は硬い物質で刃物。また、官星の木気は本来的に柔弱なもの。強固なものと、柔弱なものとの関係では、決定的に勝敗をつけてしまう。
金は木を切って造作をなすものだが、過ぎれば破壊となる。ハサミでの剪定も枝や葉を切り過ぎると、木は育たない。バランス如何では害にもなる。枯れる場合もある。
・土(戊・己)日干の場合の金(辛・辛)の傷官の場合は、弱い傷官が良い。金(傷官)が強い場合は、かえって木(官星)が無いことが荒れない人生となる(官去って吉)。
・火気の印星があっても、水気の財星がなければ、土気(日干)は有用にあらず。(土は水気を保有してこそ価値があります。)
(4)日干…庚・辛(癸・壬が傷官)⇒官を見るを喜ぶ。
金気は強固なる性質を持っている。火気(官星)と水気(傷官)の尅用により、却って良器をなす。しかし、火が強過ぎたり、水が弱すぎたりすると良くない。これもバランスの問題です。
(5)日干…壬・癸(乙・甲が傷官)⇒財・官 共にあるが良く、しかも旺相するを要す。
水気は元来、冷たく流体である。したがって、水は温める火気(財星)と、形をなさしめる器(土器:官星)、または流れを留める堤防(土)を欲する。
・あまりにも財官が多くあると、財殺の命となる場合もあるので、日干が建旺して強固でなければならない。日干の地支が死絶する場合は身が更に弱まり逃気背禄する。
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私は日干辛で時柱天干に傷官があります
命式全体をみてもらったら仮傷官とのことで
これからの人生不安だらけなのですが…
仮傷官の命式の特長など教えてください
おねがいします!
質問させてください。
>(2)日干…丙・丁(己・戊が傷官)⇒傷じ尽くすを要す。(傷官が無きに等しい場合)
火気(日干)が燃えて生じた軽い灰(土気の傷官)は、良い畑土としての活用も、原鉱を包む重い土石にもならずに、本来の土気としての効用性も少ない。
この作用の意味がわからないのですが…
女命で日干…丙で己が傷官の養なのですが、吉ですか凶になるのですか?
ちなみに…
年.正官 印綬
月.印綬 傷官 養
日.比肩 偏印
時.食神 食神
となっています。
また、この場合の傷官はあくまでも天干にでた場合です。(私が教えていただいた流派では天干星を中心に見ます)。
天干の並びは官印と印綬傷官(印綬:食神)のミックスと判断致します。
四柱推命も様々な流派と見方があります。
>天干の並びは官印と印綬傷官(印綬:食神)のミックスと判断致します
このミックス形はどんな性質を持っているのでしょうか?
の記事なので、ご縁を感じての質問です。
(1)日干…甲・乙(丁・丙が傷官)⇒官星が旺相する場合は吉。
年柱・傷官、月柱・正官の私は、結婚が難しいのかなと感じていましたが、(1)を読み、少しは希望があるのかなと思いました。
実際はどうなのでしょうか?
正官=夫を剋しさず、離婚の危機を回避できるのでしょうか?
誕生日は1977年11月23日です。すみません。
また質問ですみませんが、私の命式だと今回の記事の傷官十干記(!)に該当するのでしょうか?命式全体のバランスが悪すぎますでしょうか?(ちなみに生時はよくわからないです)
それと、そもそも傷官と正官が並ぶ命式は、その本人の結婚運が悪くなるのでしょうか?
それとも私に関わる男性が不幸になるのでしょうか?
色々不安が尽きません。もしよろしければ、またご回答お願いいたします。
バランスですか?…時柱を見ないとわかりません。
傷官と正官が並ぶ命式はその尅を抑える星がでていれば大丈夫です。
母子手帳で時柱を調べてみたらいかがですか?
生時については調べてみます。