新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

印星と古典

2017年12月03日 | 今日の出来事


上図は、今話題の相撲界の親方「貴乃花」の命式です。

貴乃花 光司 1972.8.12.亥の刻生れ。185cm.161kg(現役時).73kg(2016年)
東京都杉並区出身の元大相撲力士、第65代横綱。
所属した相撲部屋は藤島部屋後に二子山部屋。
現在は一代年寄・貴乃花で貴乃花部屋の師匠。
日本相撲協会理事で相撲教習所所長、審判部長、地方場所部長、総合企画部長、巡業部長を歴任。
他にスポーツニッポン評論家。 本名、花田 光司。 (ウィキペディアから)

彼の命式は…
日干:乙で、天干の並びは、月上の正財を中心とした印綬と食神との並び。
また、五行を見ると、水の印星が太過(4.5個)している命式。

ここでは、今回の相撲界の問題には触れずに、彼の命式の特徴を簡単に記入します。

・日干:乙…陰木なので、身体の柔らかさがあり、アスリート等にも多い十干。
・年上に印綬があり、五行にも印星が太過している。
 …印綬には古典芸能という意味もあり、相撲界等の古典的な世界で活躍されている人に多く見受けられる。
 印綬を持たれた方は徒弟制度に耐えられる方が多く、目上の引立ても受けやすい傾向がある。
 また、、印星は思想観念の星。彼も相撲道について、以下の様に語っています。

相撲とは『神道』に基づき、男性が神前にその力を捧げる神事がその根源です。
横綱に強さだけでなく、品格や厳格さが求められるのは、相撲が神事である証しといえるでしょう。
横綱とは力士番付における最高位ではありますが、ただ勝ち星が多ければよい、他の力士に比べて力や技に勝り、誰よりも強ければそれでよいという存在では決してありません。

相撲の道を志すものは、「強くなりたい」という思いと同時に、「日本の伝統文化を守る」という強い意志が必要だと私は常々考えて参りました。
それと同時に、相撲を通じて古来から脈々と受け継がれてきた日本文化の美学を後世に伝えていくことが、相撲に関わるすべての人間に課せられた義務であると考えております。
(参考文献)
中西進先生と相撲道(第65代横綱 貴乃花 光司)

印星太過の方は、何の為に生きる等…、生き方を求める傾向が強くなりますね…。
また、年月の天干に正財・印綬と並ぶ彼の命式の場合、大運に官星が廻る時期が一番活躍出きる時とも言えるでしょう。(官星が財星と印星との通関神となり、三宝の形となる。食神→正財→官星→印綬と気が廻る)。
案の定、彼の場合も…
・数え歳19歳~27歳 庚戌 正官 墓(正財)…官星とそれを支える財星が9年間出て、財官印三宝の形となり、彼が最も活躍した大運とも言えました。

今年の流年は、丁酉 食神 絶、大運 偏印とでは倒食となり、気になる年でもありますね…。
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