新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

十二運…沐浴(荒れる運)

2019年01月08日 | 四柱・その他
日干から見た十二支の強弱を表したものを十二運といいます。
地支から導かれるので地支星とも言われている。
そして、その名称は人の一生になぞられて付けられています。
また、十二運は、必ず変通星の下に付き、十二運によって変通星の強さや働きも変わる。

(中庸運)…胎・養。
(旺相運)…長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺。
      沐浴も旺相運に入るが、少々荒れるので、荒れる運として区別する場合が多い。
(荒れる運)…沐浴。
(衰える運)…衰・病。
(休囚)…死・墓・絶。

今回は、荒れる運の沐浴について書いてみたいと思います。
人間で例えれば、反抗期の難しい年頃の運の様なもの。また、社会に出て苦労し荒波を被る様な運でもある。
沐浴には、荒れるとか、物事が定まり難いという意味があり、命式本体に沐浴が複数ある人の人生は少々荒れやすい傾向がある。
また、日柱は夫婦の柱で、そこに沐浴が付くと夫婦縁が変わりやすい傾向がある。
特に日柱の干支が甲子・辛亥はその傾向が強いとも言われています。

変通星(天干星)との関係では、沐浴が付くと、上の変通星が荒れる場合が多くなる。
例えば…
・比肩に沐浴が付くと、我儘な要素が多くなり。劫財に沐浴が付くと、博打的な要素が多くなる。
 また、敗財に沐浴が付くと、人情に流され失敗しやすくなる。
・傷官に付く沐浴は神経質になり。食神に付く沐浴は、色気に流される傾向もある。
・財星に沐浴が付くとお金の問題や愛情問題(特に男命では偏財に付く沐浴)。
・官星に沐浴が付くと、官位が荒れ、仕事や社会的問題が生じやすく、女命の場合は夫の事で振り回される場合もある。
・また、印星(特に偏印)に沐浴が付くと、ネガティブな思考になる場合が多い。

※ 命式本体に、沐浴が1つぐらいなら五行のバランス等でカバーできるが、2つも3つも有ると、少々荒れる傾向が出て来る(特に凶星と言われる変通星に沐浴が付く場合)。
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1 コメント

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私は、 (かつ)
2019-01-09 04:06:45
年柱に沐浴があります。剋する星もありますが、他人とは少し違うコースで20代途中まで過ごしました。十二運だけで解るわけではありませんが、30過ぎて明らかに楽に、そして安定してきたので、やはり影響はあるのだなと、最近また感じ始めています。
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