上図は、マスコミ報道等で話題の男性の命式です。
緊急事態宣言中での賭けマージャン報道で辞表提出とのことでした…。
彼の大運は逆行2年運…
当方の流派の大運の採り方は、各年運で算出します。
その場合の大運は辛未 比肩 衰の大運。
故、初代安田会長は、2年運を10年で見る場合もありました。
その場合の大運は、上図の如く、丙申 正官 帝旺。
また、泰山流等では乙未 偏財 衰の大運になると思います。
流派によって、大運の採り方にも違いがあるのですね…。
また、彼の今年の流年は、庚子 劫財 長生。
そして、今月は辛巳 比肩 死の月運です。
比肩や劫財(敗財)の時期は、分離を表し、サラリーマン等は離職される方も多い様です。
特に、新型コロナ問題で経済が停滞している時期は尚更だと思います。
日干が金(庚・辛)の方は、少し注意が必要なのかも知れませんね…。
さて、上図の命式の彼の場合…
この様にも考えることができます。
大運 正官 帝旺・・・社会的な位置や立場を表す正官に帝旺が付くと、勢いがあり過ぎて凶の暗示も出てきます。
そして、流年が賭博を表す劫財、マージャンは以前から好きだったのかも知れませんが、タイミングが良くありませんね…。
そして、流月が比肩 死、これも気になります。
10年前なら、スルー出来たと思いますが、今の時代的な背景は変わっています…。
目に見えない世界が変わってきているのだと思います。
『出処進退』の時期は四柱推命を見ると良くわかります。
辞書にはこの様に書いてありました。
(出処進退 しゅっしょ-しんたい)
現在の職に留まるか、辞めるかという身の振り方のこと。
または、役人として国に仕えることと、役人を辞めて民間人になること。
「出」は世に出て仕えること。
「処」は公の仕事を辞めて家にいること。
「進退」は職を続けることと辞めること。身の振り方。
また、「松下幸之助発言集」には、この様な事も書いてありました。
昔は、“出処進退”というものが非常に大切なものだと教えておったようであります。
何が大切であるかというと“出処進退”がいちばん大切である。
私は“出処進退”ということは辞職するという意味ではないと思うんです。
もっと激しいものであり、それは死に直面することであると思います。
こと志に反する場合には、死をもってこれにあたるというようなことだと思うんです。
そういうような考え方があって初めて、ものはなし遂げられると思うのであります。
う~ん。
たしかにそうかも知れません。
志を成すということは、その様な覚悟が必要なのだと思います。
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