■ 結婚したがらない長男。
今月の家系講座は、長男(男兄弟がいない場合は長女)に関することです。相談事の多くは長男さんのことでした。長男は家系そのものの運気を代表している立場なのです。長男が成功しているような家系は問題が少ないといえます。長男は家系存続のためには大事な立場です。
近頃では、結婚に理想を置かない人たちが増えているようです。先日の朝の某番組が2日連続(?)で、「同棲はお洒落な男女の愛のかたち」と主張する番組を放送していました。これに対して賛否を云々するつもりはありませんが、責任を持たない立場で男女間の愛を楽しむ傾向にあるのかなぁと思いました。(いやならすぐ別れることは、余計なしがらみがないので簡単です)
しかし結婚となるとそうはいきません。法的にも経済的にも責任が伴い、子供の養育義務、親たちとの関係、冠婚葬祭をはじめとして親戚との付き合い、地域との関係など…結婚はとても「重い」のです。だから、結婚したくない。結婚しても子供は欲しくない。子供がいても一人でいい…というようなことになれば、家系も国も滅んでしまいます。
こういう家系は先祖にいろいろありそうです。先ず、もともと夫婦間の情の関係が薄い傾向にあることが考えられます。親たちの夫婦関係が希薄なら息子は結婚に希望を感じません。自分たちの姿を見られて「結婚してもなぁ~。たいしたことないよなぁ~。親たちを見ると結婚なんて希望ねぇよなぁ~。」と思われたら先ずダメですね。
息子が歳とともに周りがどんどん結婚していくので、少しずつその気になっても、「何が何でも」とはなりません。(強い願望があれば何とかなるものですが)「まぁ、世間体もあるし結婚しないよりはしたほうがいいんだろうなぁ~」という程度では、その息子に魅力を感じて一生を委ねたいと思う女性がいるでしょうか?
親たちが今になってあわてても、数十年の夫婦間の穴を埋めるのはたいへんです!実は、これも昨日、今日にこうなったのではなく、先祖代々からの傾向があります。(親たちの夫婦仲に特別、問題がなさそうである場合は、ほとんど先祖の問題ですね)
もともと先祖の夫婦間に穴があいているのです。穴があいた理由は、ほとんどが離婚や再婚、あるいは不倫などで夫婦間に亀裂が生じています。夫婦愛に絶望を味わった先祖がいて、子孫の遺伝子の中に受け継がれているのです。比較的近い先祖にです!そのとき受けた心のキズが代を重ねるたびに実体化してきます。
月日の経つのは早いのです。ぼやぼやしているとあっという間に40、50になってしまいます。親たちの10年、20年よりも息子(あるいは娘)の10年、20年は意味が違います!歳だけは平等にとっていきます。
修正するにも時が重要です。人間は草花とは違うのです。時が経てば、花が咲き実が実るわけではありません。(人間には感情があるからです)
親たちの意識が一番問題です。まず、親たちが良き夫婦仲を回復することが一番です。良くするという基準はあなたが、今、思っているような基準ではないことだけは確かです。親たちのカウンセリングを進めていく中で、息子が変わってきたということがほとんどです。
長男がいるのに婿養子を取る家系
これも最近の時代ではなく、数十年昔の時代に多いケースですが、長男がいるのに、なぜか婿養子を取るという家系です。
そのほとんどが、長男はいるが歳が若過ぎて兄弟の下のほうであるため、家庭の労働力としてはすぐには期待できないというケースです。だから長女に婿を向かえて跡継ぎにさせるわけです。長男が結婚すると分家をさせることも少なくありませんでした。
もうひとつのケースは、長男がもともと病弱や能力的に問題があるケースです。親たちは長男に期待できないので、女子に婿をとって跡継ぎにするというケースです。いずれにせよ長男が立ちにくい家系的特徴が、もともとあったと考えられます。(親たちの事情でこうなったというよりも)
「たまたまそうなった」と思う思考傾向では家系の流れをキャッチできません。物事にはすべて原因と結果があります。このような家系の人たちを四柱推命でみると、「養」や「胎」などが出やすい傾向がほかの家系の人と比較して顕著です。
また、こういう家系は、父親と長男の仲がうまくいかないケースが多いです。(男子間に出てくる家系の課題)なんとなく長男が外に出ていってしまうような傾向になりやすいです。こういう家系は長男がいてもあまり期待できないかもしれません。
また、こういうケースもあります。婿養子を取ることでプラス面が出ている家系ですが、流通業者、一流百貨店、財閥と呼ばれるような家系は、あえて婿養子を取ったのです。
そういう家系に生まれた長男はボンボンで、苛烈なビジネス競争に生き残れる器がないケースが多いのです。そこで、たたき上げてノウハウの全てを把握して番頭となった人を、婿としてビジネスの跡継ぎにしたわけです。
親は息子を選ぶことはできませんが、婿は選ぶことができます。優秀な婿を選ぶことができたので、外から良い遺伝子を取り入れることができた結果、二百年も三百年も続くことができたわけです。
そういう婿さんは、ただ能力があるだけではなく、その家の両親にも親戚にも気配りができる人でなければならなかったため、結果としてお客様に対しても気配りやもてなしができる企業として発展する要素があったといえます。
時より、優秀な家系から婿を取ることが、弱りかけた家系を立て直す方法でもあるわけです。(良い嫁を迎えることで家系を発展させるケースも多く見受けます)
長男のチェック項目
16項目のうち7つ以上該当すれば本人の問題ではなく家系の問題が大きいと考えられます。6.9.10.12.14に該当する場合は妻方の家系の問題も大きいです。
1.長男は三十七歳以上で独身ですか?
2.なぜかお金が流れる。
3.仕事運が無さそうだ。
4.長男は一人っ子ですか?
5.父方の親戚に三十七歳以上の独身者がいる。
6.母方の親戚に三十七歳以上の独身者がいる。
7.父親と長男(或いは長女)との仲が悪い。
8.父方の三代以内に離再婚がある。
9.母方の三代以内に離再婚がある。
10.兄弟(姉妹)に子供ができない人がいる。
11.父方の親戚に子供ができない人がいる。
12.母方の親戚に子供ができない人がいる。
13.父方あるいはその先祖に養子がいる。
14.母方あるいはその先祖に養子がいる。
15.長男が元気ない。(不登校・ニート・心身が弱い)
16.嫁姑問題がたいへん。(嫁舅・婿姑・婿舅も含む)
今月の家系講座は、長男(男兄弟がいない場合は長女)に関することです。相談事の多くは長男さんのことでした。長男は家系そのものの運気を代表している立場なのです。長男が成功しているような家系は問題が少ないといえます。長男は家系存続のためには大事な立場です。
近頃では、結婚に理想を置かない人たちが増えているようです。先日の朝の某番組が2日連続(?)で、「同棲はお洒落な男女の愛のかたち」と主張する番組を放送していました。これに対して賛否を云々するつもりはありませんが、責任を持たない立場で男女間の愛を楽しむ傾向にあるのかなぁと思いました。(いやならすぐ別れることは、余計なしがらみがないので簡単です)
しかし結婚となるとそうはいきません。法的にも経済的にも責任が伴い、子供の養育義務、親たちとの関係、冠婚葬祭をはじめとして親戚との付き合い、地域との関係など…結婚はとても「重い」のです。だから、結婚したくない。結婚しても子供は欲しくない。子供がいても一人でいい…というようなことになれば、家系も国も滅んでしまいます。
こういう家系は先祖にいろいろありそうです。先ず、もともと夫婦間の情の関係が薄い傾向にあることが考えられます。親たちの夫婦関係が希薄なら息子は結婚に希望を感じません。自分たちの姿を見られて「結婚してもなぁ~。たいしたことないよなぁ~。親たちを見ると結婚なんて希望ねぇよなぁ~。」と思われたら先ずダメですね。
息子が歳とともに周りがどんどん結婚していくので、少しずつその気になっても、「何が何でも」とはなりません。(強い願望があれば何とかなるものですが)「まぁ、世間体もあるし結婚しないよりはしたほうがいいんだろうなぁ~」という程度では、その息子に魅力を感じて一生を委ねたいと思う女性がいるでしょうか?
親たちが今になってあわてても、数十年の夫婦間の穴を埋めるのはたいへんです!実は、これも昨日、今日にこうなったのではなく、先祖代々からの傾向があります。(親たちの夫婦仲に特別、問題がなさそうである場合は、ほとんど先祖の問題ですね)
もともと先祖の夫婦間に穴があいているのです。穴があいた理由は、ほとんどが離婚や再婚、あるいは不倫などで夫婦間に亀裂が生じています。夫婦愛に絶望を味わった先祖がいて、子孫の遺伝子の中に受け継がれているのです。比較的近い先祖にです!そのとき受けた心のキズが代を重ねるたびに実体化してきます。
月日の経つのは早いのです。ぼやぼやしているとあっという間に40、50になってしまいます。親たちの10年、20年よりも息子(あるいは娘)の10年、20年は意味が違います!歳だけは平等にとっていきます。
修正するにも時が重要です。人間は草花とは違うのです。時が経てば、花が咲き実が実るわけではありません。(人間には感情があるからです)
親たちの意識が一番問題です。まず、親たちが良き夫婦仲を回復することが一番です。良くするという基準はあなたが、今、思っているような基準ではないことだけは確かです。親たちのカウンセリングを進めていく中で、息子が変わってきたということがほとんどです。
長男がいるのに婿養子を取る家系
これも最近の時代ではなく、数十年昔の時代に多いケースですが、長男がいるのに、なぜか婿養子を取るという家系です。
そのほとんどが、長男はいるが歳が若過ぎて兄弟の下のほうであるため、家庭の労働力としてはすぐには期待できないというケースです。だから長女に婿を向かえて跡継ぎにさせるわけです。長男が結婚すると分家をさせることも少なくありませんでした。
もうひとつのケースは、長男がもともと病弱や能力的に問題があるケースです。親たちは長男に期待できないので、女子に婿をとって跡継ぎにするというケースです。いずれにせよ長男が立ちにくい家系的特徴が、もともとあったと考えられます。(親たちの事情でこうなったというよりも)
「たまたまそうなった」と思う思考傾向では家系の流れをキャッチできません。物事にはすべて原因と結果があります。このような家系の人たちを四柱推命でみると、「養」や「胎」などが出やすい傾向がほかの家系の人と比較して顕著です。
また、こういう家系は、父親と長男の仲がうまくいかないケースが多いです。(男子間に出てくる家系の課題)なんとなく長男が外に出ていってしまうような傾向になりやすいです。こういう家系は長男がいてもあまり期待できないかもしれません。
また、こういうケースもあります。婿養子を取ることでプラス面が出ている家系ですが、流通業者、一流百貨店、財閥と呼ばれるような家系は、あえて婿養子を取ったのです。
そういう家系に生まれた長男はボンボンで、苛烈なビジネス競争に生き残れる器がないケースが多いのです。そこで、たたき上げてノウハウの全てを把握して番頭となった人を、婿としてビジネスの跡継ぎにしたわけです。
親は息子を選ぶことはできませんが、婿は選ぶことができます。優秀な婿を選ぶことができたので、外から良い遺伝子を取り入れることができた結果、二百年も三百年も続くことができたわけです。
そういう婿さんは、ただ能力があるだけではなく、その家の両親にも親戚にも気配りができる人でなければならなかったため、結果としてお客様に対しても気配りやもてなしができる企業として発展する要素があったといえます。
時より、優秀な家系から婿を取ることが、弱りかけた家系を立て直す方法でもあるわけです。(良い嫁を迎えることで家系を発展させるケースも多く見受けます)
長男のチェック項目
16項目のうち7つ以上該当すれば本人の問題ではなく家系の問題が大きいと考えられます。6.9.10.12.14に該当する場合は妻方の家系の問題も大きいです。
1.長男は三十七歳以上で独身ですか?
2.なぜかお金が流れる。
3.仕事運が無さそうだ。
4.長男は一人っ子ですか?
5.父方の親戚に三十七歳以上の独身者がいる。
6.母方の親戚に三十七歳以上の独身者がいる。
7.父親と長男(或いは長女)との仲が悪い。
8.父方の三代以内に離再婚がある。
9.母方の三代以内に離再婚がある。
10.兄弟(姉妹)に子供ができない人がいる。
11.父方の親戚に子供ができない人がいる。
12.母方の親戚に子供ができない人がいる。
13.父方あるいはその先祖に養子がいる。
14.母方あるいはその先祖に養子がいる。
15.長男が元気ない。(不登校・ニート・心身が弱い)
16.嫁姑問題がたいへん。(嫁舅・婿姑・婿舅も含む)