私は37歳ですが、同年の医師の先生とお話をする機会がありました。
いま巷間議論されているさまざまな医療の問題点について、素朴な疑問をぶつけながら、じっくりお話をうかがうことができました。
全部は書ききれませんが、特に興味深かった話は、まず、医師不足について、医局制度の改革をはじめさまざまな要因が一度に重なって起こっていることですが、その一つとして女性医師が増えていることがあるということです。
十数年前でも医学部生の3割程度が女性だったのが、現在では半分近くが女性というところも多くなっています。そのこと自体はよいことですが、女性医師は出産や子育てで離脱することが多く、一旦、現場を離れると復帰するのが難しいのです。子育てをしながら勤務するとしても、外来だけの診療をしてあとはお任せしますというのはなかなか難しいのが現実だそうです。
もう一つは、特定機能病院評価制度に関する書類作成が膨大でその事務負担に嫌気がさして病院を辞める医師が後を絶たないとのことでした。
また、私はかねてから個人的には、診療科目ごとの医師の定数に一定の枠をはめることが医師の偏在解消につながると素人考えで考えていましたが、その考え方に対して先生の考えを聞いたところ、その必要性を認めてくれました。
「現場の医師は自分たちなりに献身的にやってきたつもり。『でも、報われないよね』という閉そく感が漂っている」と先生は言われていました。
厚生労働省の役人にはこうした現場の医師たちの声が本当に届いているのか?憤りを感じました。
いま巷間議論されているさまざまな医療の問題点について、素朴な疑問をぶつけながら、じっくりお話をうかがうことができました。
全部は書ききれませんが、特に興味深かった話は、まず、医師不足について、医局制度の改革をはじめさまざまな要因が一度に重なって起こっていることですが、その一つとして女性医師が増えていることがあるということです。
十数年前でも医学部生の3割程度が女性だったのが、現在では半分近くが女性というところも多くなっています。そのこと自体はよいことですが、女性医師は出産や子育てで離脱することが多く、一旦、現場を離れると復帰するのが難しいのです。子育てをしながら勤務するとしても、外来だけの診療をしてあとはお任せしますというのはなかなか難しいのが現実だそうです。
もう一つは、特定機能病院評価制度に関する書類作成が膨大でその事務負担に嫌気がさして病院を辞める医師が後を絶たないとのことでした。
また、私はかねてから個人的には、診療科目ごとの医師の定数に一定の枠をはめることが医師の偏在解消につながると素人考えで考えていましたが、その考え方に対して先生の考えを聞いたところ、その必要性を認めてくれました。
「現場の医師は自分たちなりに献身的にやってきたつもり。『でも、報われないよね』という閉そく感が漂っている」と先生は言われていました。
厚生労働省の役人にはこうした現場の医師たちの声が本当に届いているのか?憤りを感じました。