人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

CHANGE 第三話

2008年05月27日 | 政治
 フジテレビ系列で月曜日の午後9時から、永田町を舞台にしたドラマ「CHANGE」が放映されています。
 私も録画したりして見ています。

 国会職員、政策秘書として10年間、永田町で生活をしていた私には、リアルな部分もあるし、反対に嘘くさい部分もあって(たとえば、議員会館の部屋の議員室と秘書室のしきり戸のすりガラスが妙にリアルなのが気になる)そこだけ見ていてもおもしろいのですが、みなさんの目にはどう映っているのでしょうか?

 私の注目は、深津理恵さん演じる敏腕秘書、美山里香です。元財務省キャリアで自らも議員になる野心を抱いています。
 主人公の朝倉啓太(木村拓哉さん)には、有力政治家の二世として、簡単に立候補の道が開かれていることを内心ねたましく思っています。
 その美山秘書が、第三話の中で、総裁選出馬を躊躇する朝倉代議士に、嫌なら自分にやらして欲しいと次のようなことを言う場面がありました。
 
「自分は財務省の官僚としてたくさんの政治家を見てきた。ほとんどの政治家は、議員であり続けることにしか関心がなく、人々を幸福にしたいとか、この国をよくしたいとはこれっぽちも考えていない。こんな人たちにやらせるくらいなら、自分がこの国をよくしてやると思った。あなたがやらないなら、私にやらせてちょうだい。」

 私は、どうしても、美山秘書にかつての自分の姿を重ね合わせて見てしまいます。国会職員をしながら政策秘書をしながら、やはり同じことを考えました。自分は非力かもしれない。でも、この人たちに任せるくらいなら自分が立ち上がらなければならないと。そして、チャンスをうかがいながらも、親が政治家でなければ、金があるわけでも特別な地盤があるわけでもない中で、傍から見ていると運に恵まれてチャンスをつかんでいく人を見ながら焦りを感じていたかつての自分自身の姿を思い出してしまいます。

 朝倉啓太は、自分自身が議員になりたいと野心を抱く美山秘書、かつて自分も選挙に出て落選した経験のある選挙参謀の韮沢、やりたいことが見つからなかったのが選挙応援を通して朝倉代議士を支えることにやりがいを見出した後援会長の娘で秘書の宮本ひかる、さらには、一般の有権者のみなさんと多くの人の想いを背負って、政治家として歩んでいきます。私もいま自分がここに立っていることの幸運に感謝して、また、背中に多くの人々の想いを背負っていることを常に自覚したいと思います。