人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

安倍総理の記者会見

2007年09月25日 | 政治
 昨日、安倍総理が久しぶりに国民の前に姿を見せました。入院中の病院で記者会見を行いました。目にうっすらと涙を浮かべて憔悴しきった様子でのあの辞意表明の記者会見もそうでしたが、その疲れきった様子は気の毒の一語に尽きます。

 健康問題が理由であり、また、総理自身が「最悪のタイミング」での辞任について国民に陳謝している以上、もう石を持って追うようなことはすべきではないでしょう。
 しかし、先日、ある社長さんと話した時、社長さんは「健康問題が理由なら、本会議で立ってられなくなって、突っ伏すくらいの姿を見せて欲しかった。」と言っていました。私もまったく同じ感想です。健康問題なのでしかたがないとは言え、小泉さんが郵政改革の時に「殺されてもいい!」と言い放った時のような気迫を安倍総理も最後まで見せて欲しかったと思います。残念です。

 そして、何より安倍総理を憐れだと思うのは、他の自民党議員たちの動向です。一年前の9月に選挙の顔として「安倍さんがいい!」とこぞって安倍総理を選んだのは誰だったのか、そのことをよく思い出して欲しいと思います。安倍総理一人に責任を押し付け、過去のことは早々と忘れて派閥の権力争いに明け暮れる自民党の実力者たちは、どうしてこんなことになってしまったのか、何が党の危機を招いているのかをよく反省すべきではないでしょうか。