「予算の自然成立って、いつまでに衆院を通さないといけないの?国対でも意外と誰もちゃんと分かってないんだ。」と代議士から聞かれました。
予算の自然成立とは、憲法の定めによって、衆議院で可決した予算を受け取った後、参議院が30日以内に議決しないと衆議院の議決が国会の議決となることを指します。
3月3日に衆議院で議決すれば、30日目の日が4月1日となるので新年度の始まりに予算が成立していることになります。
3月4日以降の衆議院通過の場合は、暫定予算を組むか予算の空白で対処することになります。(厳密にはその年のカレンダーによって曜日が異なってくるのでこの限りではありません。)
暫定予算というのは本予算が成立するまでのつなぎの予算で、例えば恩給のように予算が成立していないために支払いができないと支障を生じる費目のみを計上した予算のことを言います。
一方、予算の空白とは、暫定予算を組むに及ばない場合に、参議院での議決の間を予算がない状態で対応することを言います。
これまで暫定予算を組まなかった空白期間の最長は4日間で、衆議院の議決が10日を越えた場合は必ず暫定予算を組んでいます。
私がかつて勤めていた事務局には、こういったデータが事例として蓄積され、議会運営に活用されています。すべての細かいデータを公開しろとまでは言いませんが、最近は、新しい議員が増えて、国会運営のルールや原則が必ずしも議員の間で共有されていないような気がします。議運や国対に関係する議員には、もっと国会運営のルールや事例を勉強してもらう機会があればよいのではないかと思います。
予算の自然成立とは、憲法の定めによって、衆議院で可決した予算を受け取った後、参議院が30日以内に議決しないと衆議院の議決が国会の議決となることを指します。
3月3日に衆議院で議決すれば、30日目の日が4月1日となるので新年度の始まりに予算が成立していることになります。
3月4日以降の衆議院通過の場合は、暫定予算を組むか予算の空白で対処することになります。(厳密にはその年のカレンダーによって曜日が異なってくるのでこの限りではありません。)
暫定予算というのは本予算が成立するまでのつなぎの予算で、例えば恩給のように予算が成立していないために支払いができないと支障を生じる費目のみを計上した予算のことを言います。
一方、予算の空白とは、暫定予算を組むに及ばない場合に、参議院での議決の間を予算がない状態で対応することを言います。
これまで暫定予算を組まなかった空白期間の最長は4日間で、衆議院の議決が10日を越えた場合は必ず暫定予算を組んでいます。
私がかつて勤めていた事務局には、こういったデータが事例として蓄積され、議会運営に活用されています。すべての細かいデータを公開しろとまでは言いませんが、最近は、新しい議員が増えて、国会運営のルールや原則が必ずしも議員の間で共有されていないような気がします。議運や国対に関係する議員には、もっと国会運営のルールや事例を勉強してもらう機会があればよいのではないかと思います。