4月23日火曜日12時から、大阪府庁前で50回目の「火曜日行動」が行われました。
今日は50回目ということもあって、大変多くの方々が行動に参加されました。いつもこうだったらどんなに良いだろうかと思いました。
ここでハプニングがありました。故 高仁鳳さんの親友で告別式の日弔辞をされ、「高仁鳳さんを偲ぶ会」を企画され私も呼んでくださった朴チョンテさんが突然府庁前に現れたのです。
ビラを配っていたら横で友人が「ニョニョさん、誰か知らないけどこっちに向かって写真撮ってはるよ。」
「ええ?!」
又在特会でも現れたのかと緊張した私は、すぐ横を向いてレンズの枠の中に入らないようにしました。道路の向かい側から写真を撮っているようですが、顔は全く見えず黒い帽子をかぶっています。ドキドキしながらビラを配っていたら急に声が聞こえてきました。
「ニョニョさん、朴チョンテですよ。」
「朴さん?!」
確かに見覚えのある顔です。驚きを隠せずにいたら、今日50回目の「火曜日行動」だということを知っていたので様子を見に来たと仰いました。
ほっとした私は、朴さんも一緒に行動しようと言いましたが、仕事の途中で抜けてきたので会社に帰らなければと仰いました。
仕方がないのでそれ以上は勧めなく又機会があれば一緒に行動する約束をして別れました。
家に帰って見るとパソコンに写真が送られてきていました。
朴さん、「火曜日行動」に関心を持っていただきコマッスムニダ。いつかきっと一緒にビラ配りしましょうね。
1時きっかりに「火曜日要請行動」は終わり、みんなで大阪城ホール前のバーベキュー広場に歩いて向かいました。
自己紹介を兼ねて日朝交互に一言ずつ挨拶しました。
私の順番が来ました。私は挨拶はせず、「火曜日行動」の中で生まれた10編の詩の中で2編を朗読させていただきました。
「あなたの涙を忘れない」
毎週この場所で会うようになって
もう何か月が過ぎたでしょう
梅雨空のじめじめした日も
カンカン照りの夏の日も
紅葉まばゆい秋の日も
ずうっと一緒でしたね
でもあなたの涙を初めて見ました
あなたは朝鮮の子供たちを想って
涙を流してくれましたね 今日
あまりにも理不尽な差別に怒り
朝鮮の子供たちに申し訳ないと
涙ながらに訴えて下さいましたね
日本人のあなたと 朝鮮人の私
私たちは今日 真の友になりました
垣根は涙と共に流れゆき
熱い想いで 一つになりました
有難う 平田さん
あなたの涙を決して忘れない
あなたのその涙は 必ずや大阪府民の
いいえ すべての人々の胸を
やさしく溶かしてくれるはずです
共に歩むこの道が
笑いに溢れ 希望に満ち
すべての子供たちの幸せに繋がるよう
手と手を取り合いましょう
心温かき わたしの友よ!
「この坂道を上れば」
この坂道を上れば
希望が見えると信じ
雨の日も
風の日も
カンカン照りの日も
警報が鳴り響いた日も
毎週 向かった 府庁前に
当然な学びの権利を取り戻すため
息を切らせ ハァハァ言いながら
老体に鞭打ち 自転車を走らせた
この坂道を上りきれば
未来が開けると信じ
1,2 1,2 心に声掛けながら
一生懸命上った ペダルを踏み続けた
道のりは遠い
上っても 上っても
終点が見えない
でも上り続けなければ
希望を捨てることはできない
未来を閉ざすことはできない
大勢の仲間たちの声が聴こえる
早くおいでと呼んでくれる
その声に励まされ その声を信じ
今日も果てしない坂道を上る
挨拶が続きました。
歌を歌います。踊りだす人もいます。この歌が、この踊りが勝利の歌なら、踊りならどんなに良いでしょう。
楽しかったひと時があっという間に過ぎ去りました。又行動が続きます。でも元気が出てきました。連続して観た数々のイベントや今日の交流会が元気の源です。
森之宮駅まで行かれる日本の友人4人を駅まで送りながら森林浴をしました。
噴水が見えてきました。みんなで写真を撮ろうと言っていたら、長崎さんらがそばを通って行かれました。
長崎さんらにも声を掛け近くにいた方々全員で写真を撮りました。
駅が見えてきたところで5人でコーヒーを飲みに行くことになりました。駅を越えたところにクラシックな喫茶店があります。
横道さんがみんなにホットケーキセットを御馳走してくださることになりました。ショートケーキセットは一つしかありません、子供の様にはしゃぎながら、じゃんけんをして決めました。いつまでたっても嬉しがりな私たちです。
美味しい美味しいコーヒーとホットケーキをいただきました。
さぁ、明日から又頑張ろうっと!