ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

膀胱(ぼうこう)なのだろうか?

2014-12-01 11:06:43 | をかしら屋
大通店開店7周年創業祭を終えたばかりだが、まだまだ新米ペーペーだと自負(?)しているホルモン屋の主。
先週の火曜日、毎週一頭仕入れる「岩泉産黒豚」の内臓を処理しながら、まだまだだなぁ~と自分の無学を確認した。
精進する姿勢がなっとらんと、その時ばかり自分を責めても、普段が普段だからしょうがない。

で、その日の黒豚はオスだった。
このと場の内臓セットは黒豚のときだけメスの場合、コブクロがついてくる。
ついていればメスで、ついていなければオスだ。
  (なお、一般豚と違い、セットでも赤物はタンとハツとレバーのみ。つながっていないし、ハラミがついていない。また、ついつい欲を言えば、メスにはコブクロがあるのだからオスにも何かあってもいいかと思うのだが、まぁしょうがないのだろう。)

して、この時のオスの直腸に普段見かけない「部品」(=部位)がついていた。



ハテハテ、



ナンゾヤ?



ムムム・・



タイムカードがあるわけじゃないのに、ほぼ皆勤賞の常連T氏は今週も黒豚一番乗り。



ではと彼にかの物体を差し出し、一緒に喰うことにした。



ふむふむ、今週もいい脂のノリだね~。



さて、その附属品を大胆に切って焼いてみた。
隠し包丁を丁寧に入れたつもりだが、その球体はなかなか歯ごたえがしっかりしている。
T氏もワタシも「歯ごたえ」好きである。
従って、なかなかの評価であった。

その部品=附属品=球体を割るときに、少量の黄色い液体が出てきたので、たぶん「膀胱(ぼうこう)」だろうと推測する結果となった。

つながっている茶色の丸長い部品は、真ん中に小さい空洞があるので、尿管だろうと関連づけた。
 (もしくは先端物か? ちょっとね?)

さてさて、ホントかな?

こんど地元の大学の畜産の先生が来られたら確認してみよう。

そんなある夜の小さなホルモン屋の物語。