ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

「スペリアブ」の不思議

2010-09-22 12:07:18 | 第1紀 食べる・飲む
そういえば、花巻まつりの最終日のお昼。

きょうはなんだといえば、娘が中華だというから、「一品香」へ向うが、お祭りでお休み。

  (お祭りで稼ぐぞという店と、祭にでるから今日は休みというのに別れて、街中の店はお休みのところが多い)


胃がすっかり中華になっているので、考えたあげく「大草原」を思い浮かべた。

盛岡の門(かど)あたりにお店があったと思うが、花巻にも二号店なのか移転なのか店を構えたと聴いていた。

で、さっそく到着。

うん、その昔、料亭だったところだね。

隣接して「中国バー」があるが、同じ経営なのだろう。


話はそれるが、花巻は繁華街は死んでしばらくたつが、この手の中国バーは乱立しているらしく、どこも大はやりだと聴く(ワタシは行ったことが無いので真相はしらぬが)。

盛岡では聞かないのが不思議。

もっともこの前、不法滞在で摘発された店もあるそうだが、なぜに花巻人に中国バーが好かれているのか、いつか解きあかさなくてはならない(はまった友人も多いので、道先案内人はいるはず)。


さて、少し離れた駐車場に止めて、元料亭らしく広い玄関から個室に入る。

「大草原」というと「モンゴル」を浮かべるのが平均的日本人ではあるまいか。

引っ越す前の盛岡にあった当時の店の評判を聞くと、その通り(モンゴル的異空間)であったようだが、さてメニューを見ると、まあ普遍的な中華料理だ。

そう変哲はない。


うちの松園店のベテラン中華シェフに言わせると、「中華はいいとこどり」。

つまり四川とか広東とか北京とか、ただただ広い中国であるからして、それぞれに特徴を持ってはいるものの、日本で一般的に中華料理を出すなら、それぞれのいいとこ取りをしたメニューになるということ。

麻婆も水ギョウザも広東麺も飲茶もワンタンも、それぞれの地方の日本受けする料理を並べてみるのが、まあ、そうだよ、商売が成り立つやり方ではある。

で、ワタシタチが見たメニューも、中華らしくたくさんのアイテムはあるが、そうわけのわからんパレードではなく、いわゆる中華の親しみあるメニューの羅列ではありました。


で、たどたどしい日本語のお姐さんに、なにがおすすめかというと、数品。

その中で気になったのが「スペリアブ」。

お姐さんは確かに、「スペリアブ」といい、メニューにも「スペリアブ」。



食べてみたら「スペアリブ」。



会計の旦那さんの発音は「スペアリブ」。

まあ、不可解ではないが、言い間違いがそのまま大手を振っているのが微笑ましい。


して、ワタシは「乾豆腐定食」。



ふぬ、冒険失敗。


相方は中国には無いはずの「醤油ラーメン」。



まあ、これはこれで・・。


娘は「五目炒飯」。



盛りつけも美しく、たいへん、おいしゅうございました。


元料亭ならではの広く品格のある和室に、中国の飾り。



そしてピンクの時計!?


なんか、夜、再訪して真価を突き詰めてみなければいけない気が、むらっとしてきました。


それにしても「大草原」らしく、のんびりとくつろげる空間は、いいですね。


詳しくは、「花巻の中華そば(ラーメン)メジャー化計画」さんのページをご覧あれ。


さて、「をかしら屋」全店、明日の祝日も大いに営業です。

大通店もやっているからね!!