ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

今宵は「さつま揚げ」でゴクゴクっといくか!!

2009-06-20 11:52:22 | 第1紀 食べる・飲む
生きることは、喰うことと、見つけたり。

冒頭から、真に現状を語る一句であった。



写真は昨夜の、いや日付変更線が過ぎた早朝のデスク前。

いままさに、本日の売上を確認し打ち込む作業の直前である。

決して、遅い夕餉ではない。

ではないと言いながら、やはり晩酌としか見えないところに、ワタシの私生活の乱れというか、傾向というか、食い意地というか、何となく寂しげというか、甚だしく現状認識していないというか、そうは言いながら現状追認というか、惰性というか、ダイエット中と言うか、へ~これでもと言うか、まあそういうふうな流れなのだ。

トマトは健康にいいのである。

ナスとピーマンも健康にいいのである。
さらにこのビタミン群を摂取するには豚肉が最も適しているので、自家製ベーコンの端の余ったところを入れたりする工夫がかいま見れて微笑ましいわけである(はずだ)!!

さつま揚げは・・・・・、好物である。

相当、好物である。

人によってはワタシを指して、あなたは好物だらけだと、なぜか斜め目線で言う。

あるいは、アナタの口から「ウンマイ!!」という以外の言葉はあまり聞かないと、はやりの上から目線で指摘されたりもする。

まあいいさ。
それでも、さつま揚げは大好物なのである。

これは、「カワトク」でいま開催されている「夏の九州物産展」(~23日まで)で買い求めたものである。

鹿児島の「岡留屋本店」のさつま揚げ詰合せ1100円也である。

まあ、なんというか「普通においしい」のであるが、種類もあるからそのまま食べてもおいしいのはおいしいのである。

生ビールにあう。
たぶん、日本酒にも、芋焼酎にも、ジンにも、ウォッカにも、ホッピーにも、黒ホッピーにもあうと思うが、こう書くとやはりアイツは何でもいい奴なんだと、また言われるのかもしれないが、これはさつま揚げの天性であって、庶民的なのである。

確かに、いいさつま揚げは白身系の魚肉のほんわかとした感じと、そうでいながら新鮮な白身肉は新鮮な豚挽肉と同様、適度の粘りとテクスチャーが味わえる。

安手のさつま揚げは、これはもう使う魚も違うだろうし、だいたいが粉っぽいのであるが、これはこれで麺汁と煮たりするととてもいいのであって、そうでもなければコンニャクをごま油でいじめたのにネギと供に加えたりすると、もう香りも味も特売品とは思えないおいしさに浸る。

かの國を旅行、いや研修視察したときに、やはりさつま揚げの名店を訪ねたのだが、薩摩焼酎とともにいただく焼いたばかりのそれはとてもおいしかった。

食通は「おいしい」という言葉を使うなというが、おいしいのはおいしいのであって、これは単純に言っているのではなく、そのもの、その状況、同伴者、店のサービスなどありとあらゆる要因をぐいと飲み込んで「おいしい」といっているのであって、食の尺度ではなく、これは「幸せ」の尺度というか表現なのである。

まあ、しかし何もつけないトマトはいい具合に食べごろで、太陽の恵みを感じさせられたし、ナスもピーマンも自分の味付けであるから自分自身に最もあう訳で、他にしなきゃいけない仕事は後回しにし、一人、晩酌を楽しむのである。

そろそろ、横にある体重計にはタオルでもかぶせるかなどと、相方に聞こえないようにつぶやいてみる。