ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展

2009-02-10 15:52:12 | 第1紀 読書・JAZZ
岩手県民会館で「チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展」を見る。

フム・・。

何ヶ所かとどまって見る。

フム・・・。

展示は2月15日まで。
興味ある方は急がれたし。

詳しくは、「ここ」。

(時間に余裕のある方は、ネットでもググッて予習をしていくといいと思います。フム。)

「真意」は伝わらない

2009-02-10 13:09:00 | 第1紀 生きる
全くセイジの話ではない。
政治は興味あるが、政治の話は好まない。

先程見ていた「NIKKEI NET」で、
早川法務政務官、09年度予算成立後に辞任 首相「真意確認を」
という題の記事があった。

なんでも(ワタシはこの人を知らないのだが)『早川忠孝法務政務官は9自身のホームページなどで予算案の成立後、政務官を辞任したいとの考えを表明した』のだそうだ。
これに対し、『河村建夫官房長官は10日午前の記者会見で、麻生太郎首相から「政務官としての責任の取り方はいろいろある。よく森英介法相を通じて真意を確認してほしい」との指示を受けたことを明らかにした』とある。

ワタシの言いたいのは、「真意」をただすのに人を介するなということ。
たぶん、ここでは早川政務官の真意を上司に当たる法相が聞き出し、それを官房長官に報告して総理がそれを聞くという三段階を経ることになる。

昔の、いや今も強く残るのか、ピラミッド型の組織を大事にする、その山型の上の方に這い登った方にはそういう考えの人も多いと思うが、ワタシの経験上は大きな間違いである。

人の話は直接聞くものである。
特に「組織」においては、話が「上に」上がれば上がるほど肝心の点がぼかされたり曲がったりして伝わるものだということは、誰にでもわかろう。
伝える人がその方の上司なのだから、組織にではなくその上司にとって都合悪いと判断されたことは正確に伝わるわけが無い。

だいたい、そういっているトップも、火消しをその人の上司、トップの言いなりの部下である部長なりなんなりがしてくれればいいと思っているからの発言であろう。

面倒を隠したりふさいだりするかはともかくとして、「解決」し組織を安泰に保つのが(上級の)中間管理職の役目だと考えるのが旧式の指導者であるらしいと、歳とともに知った。
決して言い過ぎではなく、斜めから切ってみせる言葉ではないと思うのだが。

本当のことは、相対でないと伝わらない。
心と心がぶつかって、本音が聞ける。

すぐ、役員室から一歩出ればすぐそこにいる相手なのに、その窓側に配するお偉い肩書を順番に通してドアを閉めた密室で聞かねばならぬ組織なんて、いつかつぶれる。

すごく肩に力が入って書いているけど、そんなことを数年前に味わい、そして今も溶けない氷の中にある曲がった真実を、そっと心の隅の襞々の間に隠し持っているのだが、この記事を見てやはりいつもは静かなそれが少し熱を帯びてワタシの神経をさかなでてきた。

自分をだますにだませない時が、やはりたまにはある。

『仕事減り 休日増えて 居場所なし』 

2009-02-10 12:12:45 | 第1紀 生きる
今朝の朝日新聞、「asahi.com」を見る。

毎年楽しみにしている、第一生命が「第22回サラリーマン川柳コンクール」の入選作100句を発表したという。

この中で、朝日の記者がこの句『仕事減り 休日増えて 居場所なし』を選んだのはなかなか。
実感に基づいているのかな?

というのも、我が「をかしら屋」にもちょっとした異変が。
住宅街にあり、いつもは平日は割と暇な「をかしら屋松園東黒石野店」の先週の金曜日。
なぜか会社員の常連さんたちで混み合ったという。
「なんで?」と店長に聞くと、「土曜日と間違えたんじゃないかな」という迷答。

ワタシにも(こじつけかや思い込みかもしれないが)思い当たる節が。
というのも、昨今のニュース。
「100年に一回の大不況」なそうで、大手企業も軒並み減益。
中には在庫調整のため、工場を長期休業したり、ワーキングシェアとかいって強制的に有給を与えているところもあるという。
  (ワタシの相方も、なんか最近、お休みが多いようであります。)

そうなれば、

『「明日、有休」 妻の舌打ち 気のせいか』

じゃないけれど、けっこう行き場が無いのがお父さん。

『妻からは いつも低額 交付金』

『破綻した オレの小遣い 支援なし』

でありますから、昔みたいにこそっとゴルフにいけるわけもなく、パチンコや競馬などのギャンブルというか庶民の息抜きもままならぬ。

まあそれでも久しぶりの平日お休みで、家族とともに食事でもって感じかな。
「をかしら屋」でホルモン喰っているうちは、そうご家庭の財政にも負担がかかりませんし、満足度は高い(と確信します!!)ですからね。

でも、こういうご時世ですから、飲食業はじめサービス業界にいい影響は少ないですね。
ビジネス街・飲食店街のなっ只中にある「をかしら屋大通店」も最近は会社や職場単位の大宴会は滅法減って、あるのは仲間うちの飲み会だけ。
それも平日は少なく、週末集中型であります。

そういう中でも元気なのは、OLさん達。
彼女たちはきっちりした経済観念をうまれながら持っていますし、使うところは使う、締めるところは締める。
どこでどう使うのかを良く心得て、今どきの男性より「きっぷ」がいいように見えます。
閑散とした夜の大通界隈でも、ほとんど見受けないネクタイ姿のかわりに、ハイヒールで闊歩する女性の姿の多いこと。
男子も負けるんじゃないよと声をかけたくなるこの頃です。

さて、ワタシなりに選んだ他の句を。

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『コスト下げ やる気も一緒に 下げられる』
    
     これはいつの世も。断言しますが、これはトップの判断を受けて部下にその意をきちんと伝えられない中間管理職が悪い。そして明日の明日の夢を共有して持たせない指導者も。

『辞表出し 「あずかっとくよ」は ドラマだけ』

     はい、ワタシは二度ほど味わいましたね。自分の存在の軽さを。自業自得といってしまえば、それまでさ。プンプン!!

『ヒラで終え 町内会で 役員に』

     いました、いました。実話です。ねえ、(前)常務。「いや~、今は町内会長を仰せつかって、忙しいんだな~~」ってが。それもいいさな。

『「言ったよね!」 覚えていたら ミスしません』

     はい、その通り。これが「真」。

『待ちわびて 来れば寂しい 給料日』

     無言で肯く。

『ガス抜きに 誘ったつもりが 引火させ』

     おいおい、こういう方はできれば他の店で。

『朝バナナ 効果があったの お店だけ』

     ハハハッ。

『妻よりも 家電の方が いい返事』

     デスネッ!!

『ナビの言う 「おかえりなさい」に 癒される』

     っと、ここまでくると病気一歩手前。

 でも、ほんとうは・・・
   
『「おかえり」の 笑顔のために 仕事する』

     わけですよ、世の中のお父さんは。

 そんでも かなわぬ時は、

『連立を 組もうとポチに 言ってみる』

     ですが、最近のポチはすっかり相方に餌付けされちゃって、ワタシが帰っても見て見ぬふりであります。

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ご興味ある方は、「こちら」から。

歴代の「迷」作もあります。