トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

藤田嗣治展&ピエール・ボナール展

2018-10-03 16:53:19 | 美術
9月30日(日)10月1日(月)と一泊二日で東京に行ってきました。台風24号が猛烈に吹き荒れたあの日です。30日は午前中に別行動をとった夫と、午後3時に東京都美術館で待ち合わせ、次男と3人で「藤田嗣治展」を観ました。今回の展示では、初めて見る絵も多くあり、台風接近を気にしながらも、結構時間をかけて観覧しました。藤田嗣治の名声を高めた乳白色の肌の女性の裸婦像も多くありましたが、自画像が多くあり、驚きました。また戦争中に描いたという「アッツ島玉砕」のような戦争画もあり、違った側面も知ることができました。第一次世界大戦、第二次世界大戦の二つを経験した長い人生。そして、モデルであり妻ともなったフランス人女性や、最後の妻となった君代さんも絵画の中に登場しました。戦後、パリに戻りクリスチャンになった夫婦は、マリア様を挟んで祈りをささげる図で絵に描かれていました。二人はフランス国籍をとり、フランスの地で眠っています。




30日の夕飯は上野のかよひ路という居酒屋さんで食べました。台風接近のため18時閉店でしたので、ゆっくりできませんでしたが、ビールで乾杯して美味しくいただきました。お客は私たちだけでした。💦
翌1日(月)は台風一過の晴天でしたが、暑かったです。月曜休館が多い中、国立新美術館は火曜休館なので、午前中は、ピエール・ボナール展をゆっくり観覧しました。私には、あまりなじみのない画家なので、イヤホンガイドを借りて観ました。オルセー美術館から借り受けた作品を中心に130点余りを展示した大規模なボナールの回顧展でした。妻のマルトは精神療法のために、日に何度も入浴したそうで、入浴するマルトを描いた絵が複数ありました。午後は、寅さんの故郷、柴又に行きました。ちょっと遠かったですが、見所が多く、楽しかったです。柴又駅を降りると正面に寅次郎とさくらの像がありました。



荷物を預けてから、参道沿いの店をのぞきながら進みました。くるまやのモデルになり、ロケを行った高木老舗で名物の草団子を食べました。



帝釈天は、彫刻と庭園が立派で驚きました。本殿の社の周りすべてに精密な彫刻が施されていました。庭園も素晴らしかったです。でも、蚊にすごく食われてしまい、かゆかったこと!そのあと、日本庭園の山本亭、寅さん記念館、山田洋次ミュージーアムなどを見学して、夕飯を参道沿いの蕎麦屋、やぶ忠でさくら御膳を食べました。夕方は東海道新幹線も通常どおり動いていて無事に静岡に帰ってきました。今年は上陸台風が多くて困りますね。東京もすごく荒れましたが、静岡もすごい風だったそうです。静岡の家のカーポートのポリカの屋根が折れて外れてしまいました。また修理です。他の写真はフォトチャンネルにしましたので、よかったらご覧くださいね。
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