トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

仙洞御所~智積院 2014秋

2014-11-26 16:56:47 | 旅行
京都オフ3日目。
11月19日(晴れ)。今日も観光日和。朝食はホテル1階のレストランで、サンドイッチを食べました。午前中はT子さん、Pさん、私の3人でHさんのお宅に行きました。Hさんのお宅で家宝(?)のトルコ絨毯を見せていただき、コーヒーを飲んで写真を見たりのんびり過ごしました。連日の観光続きでちょっと疲れ気味だった私。こういうまったりした時間は大切です。残念ですが、T子さんは新幹線の時間の都合で、午後の仙洞御所の見学はせずに帰りました。午後はYさんが加わり、4人で仙洞御所の見学をしました。
仙洞御所は皇位を退かれた天皇(上皇・院などと呼ばれる)の御所であり、後水尾上皇の御所として江戸時代初期に完成しました。京都御所の東南にあります。何度も火災にあい、その都度再建されましたが、1854年の大火で京都御所とともに燃失した後は、再建されないまま、2つの茶室が残るだけで御殿はありません。南北の池の周りに広がる広大な庭園が往時をしのぶよすがになっています。京都御所の庭園は、松など緑の多い庭であるのに対し、仙洞御所の庭は紅葉が美しく、南北の広い池に木々の紅葉が映るさまはとても優雅でした。







仙洞御所の見学を終えたら、まだ1カ所くらいは見学できそうだったので、Hさんに智積院に連れて行ってもらいました。最寄のバス停は東七条。ここでは、長谷川等伯とその息子、長谷川久蔵が描いた国宝の障壁画を見ました。久蔵は等伯にまさるとも劣らない才能の持ち主だったそうですが、桜図を描いた後、26歳の若さで亡くなったんだそうです。父等伯は、息子の死後、哀惜の情を振り切り、楓図を描いたそうです。惜しい人を早くに失ってしまったんですね・・・その障壁画の模写が庭園を見はらす座敷にありました。美しさに感動しました。







智積院見学後、またバスに乗って京都駅に戻りました。ホテルに預けた荷物を受け取り、お土産を買って新幹線に乗りました。最後までお付き合いくださったHさん、Yさん、お世話になりました。ありがとうございました。19日の他の写真はフォトチャンネルをご覧ください。
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