第4日目(28日・水曜日)
山形・桜名所・・・
烏帽子山公園(置賜(オキタマ)さくら回廊の起点)
伊佐沢の久保桜(国の天然記念物)
東北・桜名所めぐりは、とうとう最後の日となった。
天気予報どおり、朝から雨が降っていて、肌寒い。
今日は、山形で、2箇所の桜見物をして、高岡へ帰るのみなので、朝は
すこしゆっくり目にと、8:30に横手(秋田県)を出発した。
再び、秋田自動車道・東北自動車道・山形自動車道を走り、山形蔵王ICより
国道113号で、山形県南陽市赤湯にある烏帽子山公園へむかう。
雨は、ずーっと降り続いていて、時折激しく降る。
山形に近づくにつれて小高い丘に、さくらんぼの白いビニールハウスが見えるようになった。
さくらんぼのビニールハウス
南陽市に12:30に到着すると、幸いなことに雨は上がっていた。
そして、
烏帽子山公園へ。なんと満開の桜が目の前に広がっていた。
「咲いていてよかったあ~」と、思わず叫んだ。
昨日・一昨日と、蕾ばかりを見てきた目には、1日目の「三春の滝桜」の
興奮がよみがえった。
烏帽子山公園は、置賜地方を一望できる高台にあり、およそ4万坪の広大な敷地に
1千本を超える桜が植えられています。
烏帽子山から桜と置賜市街地
日本の桜名所100選に認定されていて
、「烏帽子山千本桜」の名称が付けられています。
公園いっぱいに、ソメイヨシノ、シダレザクラ、エドヒガンザクラなどが美しく咲き誇っていました。
桜にはそれぞれ愛称が付けられていて、夫婦ざくら、烏帽子ざくら、おとぎ桜等など、
14種類の愛称木名が記されていました。
又、石造りで、継ぎ目のない鳥居としては、日本一の大きさといわれる烏帽子神社の大鳥居をくぐって
石段を登ると、見事なシダレザクラ・愛称”烏帽子ザクラ”が目につきました。
夫婦桜
烏帽子桜
はなさか爺さんが座っているおとぎ桜
さらに
日本の桜の銘木古木の二代目苗木が植えられた桜園もあります。
薄墨桜 ワシントン桜
三春の滝桜や、岐阜の薄墨桜など、ここへ来れば一挙に銘木の桜を観賞することが
できるのです。
公園のところどころに、カメラ撮影ポイントがあり、地面に足型がマークされていました。
私もその場所でしっかり写しましたが、いかがでしょうか?。
撮影ポイントからの桜
1時間余、公園内を散策した後、。
伊佐沢の久保桜(長井市伊佐沢)へ向かった。
ここも、置賜さくら回廊の観光ルートの一つで、
国指定天然記念物にも指定されている
エドヒガンザクラの一本桜です。
満開なら看板の写真のように
殆ど蕾の久保桜
一部開花している久保桜
樹齢1200年の古木で、この桜見物に、15万人もの人が訪れるそうです。
しかし、ここは、烏帽子山公園から20分あまりのところだというのに、まだ、
殆ど蕾の状態でした。
伊佐沢小学校の校庭に隣接しているため、小学生たちがスケッチブックを片手に
桜の周りに集まってきました。
田舎の小さな集落の人達みんなで、この桜を守り続けているのです。
再び雨も降り出したので、14:40東北桜めぐり最後の「久保桜」をあとに国道
113号を山形県から新潟県に向かい走りました。
山の中を走る国道113号沿いの民家の軒先には、まだ白く雪が残っていました。
時折雨も激しく降り、霧もかかり見通しが悪く、カーブの多い狭い国道では、助手席の
私まで緊張しました。
山形県を抜ける辺りから、青空が見え出し、ほっとすると共に、今回の旅は、お天気が
味方についてくれたような気がしました。
途中、道の駅「関川」で、30分余休憩。
17:20、新潟県・荒川胎内ICから日本海東北自動車道、北陸自動車道で、
新潟県、富山県へと進みました。
高速料金1000円の恩恵にあやかるために時間調整。
何度もSA,PAで、仮眠を取り29日0時過ぎに小杉ICを通過し、1:00頃
無事自宅に帰着しました。
4日間の全走行距離は、1956kmです。
この長距離(内100kmは私が運転)を、トラブルもなく、一人で運転
してくれた夫に、心から感謝しています。