11月2日(木)
晴れて暖かな日、紅葉を訪ねて「白山白川郷ホワイトロード」を
ドライブしました。
「白山白川郷ホワイトロード」(旧 白山スーパー林道)とは
世界遺産白川郷と石川県白山市を横断する全長33.3km有料観光道路です。
数多くの自然をそのまま残しながら、コース内のビュースポットには
駐車スペースやトイレも完備しています。
十数年前の秋に一度だけドライブしたことがあるが、その時は日曜日だったため、
人出も多く、駐車場はどこもいっぱい!。
通り抜けるだけで精一杯だった記憶があります。
紅葉情報は、最も標高の高い「三方岩」付近は、もう終わっているが
それ以外は、ちょうど見ごろとなっていたので、平日を選んだのです。
自宅から能越道・東海北陸道を走り白川郷ICで高速道を降り、
国道156号線を走ると間もなく、ホワイトロード馬狩口に到着しました。
片道1,600円(普通車)を払い有料道路に入りました。
全線舗装された二車線のカーブが多い道路です。
岐阜県側からのスポットで、順々に写真を撮りながら進んでいきました。
まず最初は、
◎
白川郷展望台(標高1,120m)・蓮如茶屋です。
周りの木々は、黄色く色づいていますが、上部は枝ばかりの木々が多く目につきました。
展望台からは、眼下に白川郷、遠くには雪の北アルプスの山々が望めました。
白川郷
北アルプスの展望
大きく写すとこんなに綺麗!
落葉したブナ林
次は
◎
三方岩(さんぽういわ)駐車場(標高1,450m)です。
情報通り、紅葉は終わっていて裸の木々が目立ちます。
ホワイトロードの最高地点で県境の岐阜県側です。
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栂(とが)の木台駐車場(標高1,400m)
白山展望台駐車場とともに、ホワイトロード内で白山が最もよく見える場所。
周辺にはブナの原生林が広がり、鮮やかな紅葉を望めました。
雪を冠った白山が大きく見えます
◎
白山展望台駐車場
真白く冠雪した白山が、最も近く大きく見えました。
今年8月に登った白山頂上をもう一度まじかにみてとても感激しました。
ここからの山や谷の紅葉は、まさに錦秋のことばがぴったりの眺めでした。
山々と谷の紅葉
◎
ふくべ大滝(標高900m)
落差86mの豪壮な沿道随一の大滝。水しぶきが道路を覆うこともある。
周辺の岩壁を、蛇谷金襴銀襴壁ともいわれる。
この滝の上に もう一つ滝がある2段の造りから、ふくべ(瓢箪)と名付けられた。
一番見物客の多い場所で、美しい風景を満喫していました。
勢いよく流れ落ちるふくべ大滝
岸壁の紅葉も美しい!
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国見展望台(標高1,100m)
紅葉を縫ってホワイトロードが望めます
◎
蛇谷園地駐車場
駐車場から川底に向かう階段を降りたところにあり、ブナやミズナラの
天然林の紅葉が、とても素晴らしかった。
ここから姥が滝まで清流を眺めながら歩く遊歩道が続きます。
川底まで見える澄みきった流れと、渓谷の紅葉のコントラスト、錦秋の秋です。
蛇谷へと降りる階段から黄色く染まる渓谷
蛇谷園地は黄金色のブナ林
清流の音も清々しい渓谷を歩く
カエデのグラデーション
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姥が滝(うばがたき)・親谷(おやだに)の湯(標高770m)
蛇谷園地から20分あまり歩くと姥が滝・親谷の湯に到着。
「日本の滝100選」に選ばれた姥が滝、滝が岩肌に沿って落ちる流れを
老婆の白髪に見立てたもの。
滝の向かい側に天然の温泉、親谷の湯があり、露天風呂や足湯に入りながら
紅葉を堪能することが出来ます。
水の流れは、老婆の白髪のよう。
湯けむりが暖かそうな 野天風呂 親谷の湯
足湯に浸るカップルと姥が滝
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蛇谷大橋
蛇谷川渓谷を渡る唯一の橋、長さ70m,高さ45mあり渓谷の美しさを引き立てています。
まるで、山水画のようです。
紅葉に染まる蛇谷大橋
蛇谷渓谷
◎
岩底谷(かまぞこたに)駐車場
木々の間に見え隠れして、全容が見えませんが、滝の上に大木を沈めてしまう
底なしと言われている釜型の滝があるので、この名前がついたようです。
岩底の滝
岩壁の紅葉と蛇谷川
近くには赤石の滝やしりたかの滝などの看板があるが、車を停めることが
できず、美しい絶景を目に焼けつけて走りました。
ホワイトロードを走り抜けて、中宮展示館やレストハウス等に立ち寄り、
最後は白山一里野温泉ホテル”ろあん”で天然温泉に入り、帰路につきました。
中宮展示館前の公園の真っ赤なカエデ
錦おりなす雄大な山々の紅葉を、たっぷり楽しめたドライブでした。