goo blog サービス終了のお知らせ 

おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

手編みのベスト

2013年02月10日 12時01分40秒 | 日々の話題
              昔懐かしい、手編みのベスト。
       とても暖かいが、ちょっと重くて最近は着る人がほとんどいなくなりましたね。

          先日、91歳で亡くなった叔母が、生前編んだベストの一つです。

                

  亡くなった母に、叔母はいつも手編みのセーターやマフラー、ベストなどをお土産に持ってきてくれました。
     その頃は軽いモヘヤの毛糸で編んだものだったが、年を重ね、物忘れも始まった数年ほど前からは、
             昔ながらの毛糸を引っ張り出して編んでいたそうです。
                    それがこのベスト。
        まだしっかり編まれているが、1か所だけ編み目が飛んだところがありました。
       しかし、段数も目数も間違えずに、こんなに立派に編んであることに驚くばかりです。
             模様も全く間違っていません。すごいと思いました。

        その叔母が亡くなったとの連絡を受け、2月7.8日と、神戸へ行きました。
      葬儀のあと、娘さんから「母の思い出にもらってほしい」と言われ、頂いてきたのです。

   神戸でも、有馬温泉に近い山沿いの街、葬儀の日には、底冷えの寒さで、うっすらと雪が積もりました。
          でも、このベストを膝にのせているだけで、とても暖かでした。

     優しく明るく世話好きだった叔母さん、あの元気な声がいまにも聞こえてくるようです。