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おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

池坊花展

2009年09月16日 21時31分55秒 | 季節の花
高岡開町400年記念、「前田邸大砂物・銅器に生ける」池坊高岡支部花展が、
10日から高岡大和で開かれていた。
招待券を頂いていたので、最終日の15日(火)に出かけた。

         

どうしてこのタイトルなのか、何の知識もなかったが、新聞などの
説明によると、約400年前に加賀藩初代藩主前田利家邸の大広間の
4間床(7.2m)に、三十一世池坊専好が、生けたという大砂物
伝統産業の高岡銅器に生けて再現する花展でした。

砂物とは、横長の器に枯山水の生け方をする技法。
私には、初めて聞いた言葉であり、生け方でした

この大砂物は、豊臣秀吉が前田邸に赴いた際、池坊専好が大砂物をたて、
4間床に掛けた4幅の軸物のサルが、なびいた松の枝にとまっているように見え、
賞賛されたと言われています。(池坊いけばなの歴史より)

              見事な大砂物

              江戸時代風 立花

再現された作品は、亀甲紋の高岡銅器に、マツやカエデ、ナナカマドなど
高さ約3.2m、最大幅約5mの大作です。
後ろの壁の掛軸にも映えてとても見事で素晴らしかった。

また、立花(江戸時代風)も沢山生けられていて、江戸時代に立花が
大成されたという歴史も、表現したのではないだろうか?。
様々な種類の生け花が銅器の器に生けられ、会場は銅器の重厚さと花々の
華やかさに包まれていた。
私には、生花と同時に、銅器の素晴らしさも改めて感じた花展でした