goo blog サービス終了のお知らせ 

おえちゃんの独り言

気ままに書いてみたい

スペイン・ポルトガルの旅-8

2008年10月11日 11時33分57秒 | スペイン・ポルトガル旅行
9月27日(土)

 旅行7日目、朝一番ハプニングが起きた。
 8:15、バスに全員乗り込んで、さあ出発!と言うとき、一人の
女性が「スーツケースの鍵を忘れた~」と、突然言い出した。
添乗員が、すばやくバスから降り、駆け足でホテルの部屋へ探しに
出かけたところ、あいなく、「あった~」と彼女が叫んだ。
すると、KNBの男性社員(愛称タクちゃん)がすかさず、添乗員に伝えるために
バスを降り走った。
ところが行き違いになり、添乗員さんは全員バスの中に揃っているものと判断し、
バスを出発させてしまった。
出発時間が予定より少し遅れていたため、慌てていたせいもあった。

少し進んだところで、鍋田さんが「タクちゃんがいない!」と、悲鳴をあげた。
添乗員さんがすぐに携帯電話でホテルで待つよう連絡し、バスはぐるりと一回りして、
置いてきぼりになったことも気づいていないタクちゃんを迎えにいき、事は収まった。
添乗員さんのスピーディな対応に、拍手が起きた。

 今日はマドリッド市内を見学したあと、高速列車(AVE)を利用して、
バルセロナに向かうため、予定時間どうりに進めなければ、列車に
乗り遅れてしまう、重要な移動日だったのです。

 朝の空気が冷たく感じられる「ラス・ペンタス闘牛場」を外から見学。
スペインの国技”闘牛”は、マドリードでは、3月から10月の毎週日曜日に開かれるとのこと。
赤い立派な闘牛場の広場は、まだ人も少なく静かだった。
日中は、沢山の人で賑わい”スリ”も多いとの事。
名闘牛士の立派なモニュメントが建っていた。


           ラス・ペンタス 闘牛場

 次に、スペインのサッカーチーム、「レアル・マドリッド」のホームスタジアムを外から見学。
観客収容人数75,000人の巨大スタジアム「サンチャゴ・ベルナベウ」。
街の中心ともいえそうな場所にドーンと建っている。さすがサッカーの国だ。
サッカー音痴の私にはよく分からないが、チーム名ぐらいは知っている。
サッカーファンにとっては、この場所は最高の観光スポットかもしれない。

        
           サンチャド・ベルナベウ サッカー場

 そして、マドリード市内最後の観光地「スペイン広場」へと進んだ。
「ドン・キホーテ」の原作者セルバンテスの没後300年を記念して建てられた
モニュメントがあり、中央にセルバンテス像、ドン・キホーテと、従者サンチョ・
パンサの銅像が、大きなビルを背に、市内を見下ろしていた。

               
                ドン・キホーテ像

 市内観光を終えて、高速列車(アベAVE)のマドリード駅へ。
今年3月開通したばかりの、マドリードからバルセロナを結ぶスペインの新幹線だ。
11:30、スマートな列車に乗り込む。
全席指定で、車内サービスでは、イケメンの車掌さんが、ゼリー菓子を配ってくれた。
流れ行く車窓の風景は、やはり、バスから見たと同じ赤茶けた大地と、ここでは
珍しい、水を湛えた小さな池や緑のある畑がみえた。
バルセロナには予定通り、14:54に到着した。

 
           新幹線(アベ AVE)

 バルセロナの新幹線駅(チャマルティン)に降り立ち、荷物をバスに積み込んでから、
フリータイムが約3時間、取れることになった。
駅のすぐ近くに広がる”カタルーニャ広場”には、土曜日とあって、大変な
賑わいだった。またまた、”スリに気をつけるように”と念を押された私たちには、
右も左も分からない場所では、どうすればよいやら迷っていた。
そこで、カタルーニャ広場から南北に別れる「ランブラ通り」組と
「グラシア大通り」組の二手に別れ、それぞれ途中まで添乗員さん、ガイドさんに
付き添ってもらい、混雑する通りを歩いた。
             
              
                  カタルーニャ広場

「グラシア通り」は、高級ブランド店が並ぶショッピングストリート。
でも、私たちは、ブランド店を横目に、その先にある、「カサ・ミラ」という建物を目指した。
「カサ・ミラ」とは、バルセロナが生んだ天才建築家”アントニ・ガウディ”の最後の民間建築である。
波打つような外観と彫刻のようなバルコニーの欄干が目につく。
また、屋上は幻想的で、不気味なオブジェが林立し、ガウディの奇才さを物語っているようでした。

       
            正面から見た「カサ・ミラ」

                   
                         「カサ・ミラ」屋上

 ひと通り見学後、元のカタルーニャ広場へ戻り、全員揃った後、バスでバルセロナ港に程近い
レストランへ向かった。
今日の夕食でようやくスペインの代表的料理”パエリア”を食べることとなった。
ボーイが、”パエリア”を持って、各テーブルへ見せに来てくれた。
でも、私の知っているパエリアとは、少々違うようだった。
”パエリア”とは、シーフード(エビ、ムール貝、甲イカなど)が、入った
スペインの炊き込みご飯のイメージだったのに・・・。
しかし、今日のは、シーフードなどぜんぜん入ってなく、ピーマンと豆(ヒヨコマメ?)が
入っているのみ。シーフードらしき味が少し感じられたが・・。
もしかしたら、野菜パエリア?。それとも、予算のせいかしら?
      
           期待はずれの”パエリア”

期待はずれの”パエリア”の夕食を済ませレストランを出ると、バルセロナの
港は夕日に染まっていた。