1
空はまだ灰色をしているが、窓の外を見る限りでは、雨は、どうやら止んだ模様。目に見えない小雨が降っているかも知れないが。
2
といって、すぐに畑には出て行けそうもない。土が湿っていると土をいじる作業が難しい。蔓無しインゲン豆の種蒔きがまだ残っている。
3
まもなく10時半。炬燵に入りながら、YouTubeの音楽を聴いている。すこし眠たくなっている。このままの姿勢で寝てもいいなあ。
4
雨を含んだ大輪の牡丹が庭に眺められる。豊かな花の房が重たげだ。花の盛りも過ぎようとしている。白い色、赤紫の色、ピンクの色、紫の色と、いろいろ花を楽しませてもらった。
5
山里は静かだ。ときおり庭先にまで雀が家族連れでやって来て、若葉を茂らせている姫林檎の木々の間で鳴いている。楽しげだ。
6
老爺がひとり静かに老後を生きている。静かに、というよりは、ひっそりと。表に現れることもなくひっそりと内に潜んで。
7
これでいい。と言うよりか、これ以外がない。外へ打って出る気にもならない。突き動かすパワーの残量ももう僅からしい。
8
内を錬磨して「己を謹む」という生き方があるらしいが、そういう高尚さからもほど遠い。
9
淀川ツツジが咲き始めている。庭のあちらこちらで。赤紫の赤が強い種類もあるが、紫が強いのも見受けられる。それぞれで美しい。