今日はよく働いたぞ。怠け者の我にしては、上出来上出来。といっても、高々、畑仕事。西の畑の、草藪を一掃した。抜いた草の量が凄まじかった。夏草というのは、まことにまことにエネルギッシュだ、感心する。
これと格闘したので、疲労困憊した。へとへとになった。なにしろ老人だからなあ。
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で、満足している。我ながらよくまあ働いた。
外に出た。けっこう暑かった。根腐れを起こした九条ネギを新しいのに植え替えた。丁寧に時間を掛けて。
それからプランター6個に、山東菜やターサイや春菊や不断草などの種蒔きをした。土作りをした後で。
そこでお昼になった。汗を掻いたので、シャワーを浴びたてから、ご飯にした。家内が玉葱たっぷりのカツ丼を作ってくれた。おいしくいただいた。
白菜の間引きをしてみた。左手に握られるほど。もう15cmから20cmくらいに育っている。いかにもいかにも元気のいい。初物。美味しそう。明日の味噌汁にでも、つかってもらおう。
台風は日本の国土に接近しているようだ。曇り空。それらしい風が少し。気温は低め。室内で２５度。まだ外に出て行かない。冬支度をしている。長袖長ズボンに身を固めている。
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今日はＳ新聞の読者文芸の発表の日だったが、落選だった。いつも通りなのにがっくり来る。一週間老いの胸を膨らませてもらえたから、いいではないか、それで。そうだよなあ。欲張るなよ欲張るなよ。
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慰めに音楽を聴いている。ＹｏｕＴｕｂｅで。音を聴く楽しみなんて、しゃれているよね。人間にふたつの耳があってよかったよ。一つの耳は意味を聞いているが、もう一つのはそれをしない。意味なしでも楽しめるようにしてある。
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今日は土曜日。はやいなあ、一週間が過ぎた。生きていられた。この高齢だから何があってもおかしくないが、何事もなく、文字通り無事であった。あり得ないことがこうしてずっとあり得ていた。守ってもらっているのだと思う。助けてもらっているのだと思う。
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「生のみが我等にあらず、死もまた我等なり。我等は生死を並有するものなり」
これは清沢満之のことば。
生は片方の足、死はもう片方の足。二足で歩くのが人間。次章（ネックスチャプター）まで新鮮に歩き通す。新しい新鮮に遭遇するために。
