真夜中11時半。怖い夢を見て、恐くて目が覚めた。何でこんな夢を見るんだろう。眠られなくなるんじゃないか。
むしむし熱い。灯りを付けて、冷房をオンにした。汗をかいている。高い、やや高い、低いの三段階しかない。今度は寒い。
まだ、11時半を過ぎたばかり。どうしよう。起きているしかないなあ。
真夜中11時半。怖い夢を見て、恐くて目が覚めた。何でこんな夢を見るんだろう。眠られなくなるんじゃないか。
むしむし熱い。灯りを付けて、冷房をオンにした。汗をかいている。高い、やや高い、低いの三段階しかない。今度は寒い。
まだ、11時半を過ぎたばかり。どうしよう。起きているしかないなあ。
うはははは。
ほんとうに一日で5回も硫黄温泉湯治をした。
露天風呂ばかり。
好きだなあ。
明日もそうしようかな。
極楽極楽極楽。
えっ、極楽にも温泉があるの?
あったら?
そりゃ、いいよねえ。
欲張り屋さん、僕は。そう思う。あれからもこれからも感じられそうに思う。それを欲しがる。
欲しがって、触覚を振り回して、触って触る。
ただし、、下半身麻痺で、歩いては行きずらいから、できるだけ歩いて行かなくていいものに、対象を絞る。
言葉はこれに適してる。言葉を捕獲器にする。言葉の捕獲器が捕獲したものに、触る。
どんなものからも、楽しみが得られそうに思う。で、やたら、捕獲して来る。
山の木は歩かない。なぜだろう?
人間は歩く。なぜだろう?
山の木は、歩かないでいいから、歩かない。
人間は、歩かねばならないから、歩く。
山の木は、求めているものは、すべて与えられていることを、熟知している。それゆえに、歩いて求めない。
人間は、満ち足りない飢餓を内包している。求めて求めて求めて、進歩を促される。ゆえに、歩く。求めて歩く。飢餓を癒すために、歩く。ひたすら歩く。
山の木は、ひたすら根づく。歩かずに根付く。ひたすら不動になる。
僕は楽しみたいんです。僕の楽しみだから、あくまで僕流なんですが、僕流でないと、僕が楽しめないというところが愉快ですね。
うん、それが、他の人から見たら、いかにも下らないように見えてもかまうことはありません。僕が楽しむことですからね。
たしかに下らないことのはずです。
ううん、ううん、ううん。僕はともかく楽しみたいんです。僕の楽しみを楽しみたいんです。いまのうちに。楽しめる間に。
白い雲が湧いています。悠々と。これが雲流の楽しみ方です。
ほ。隣の席で焼酎のオンザロックを飲んでいるご老人がいる。かき混ぜる氷の音が涼しい。カランコロンという音がしている。好きなんだなあ。おいしそうに飲んである。まだ昼の日中なのに。肴が要らないらしい。ほ、ふ。
人はそれぞれに、それぞれの楽しみを持つ。隣から眺めさせてもらった。生き方はいろいろある。楽しみ方もいろいろある。
そんなのは、たのしくあるものかと、回りが勝手に推測するが、それは当たっていないだろう。それぞれが、それぞれにていい。そして、それぞれの楽しみをそれぞれに味わっている。これでいい。これでいい。