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<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

今週末には退院の運び

2016年06月22日 21時39分19秒 | Weblog

術後経過がいい。万事順調に運んでいる。夕方、担当医が回診して来られた。退院の許可が下りた。全治一月の予定であったが、待てない。無理を言った。リハビリでは杖だけで歩く練習に移行した。すいすい歩けた。ところがこの豪雨だ。週末までどうも止みそうにないようだ。帰心矢の如し。思いが募る。

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極楽百年の修行は穢土の一日のそれを超えられない

2016年06月22日 17時15分02秒 | Weblog

極楽百年の修行は穢土の一日の功に及ばず。

日蓮宗経典「報恩抄」より

あの世の極楽浄土で百年間修行をしたとしても、それはこの世の苦界穢土でわずか一日苦しみを凌いだ功績にも及ばない。

(*^-^*)(^^;)(^_-)

死後の極楽では仏のお慈悲に拠ってわれをれは往生成仏が決定しているから、もはや艱難辛苦はない。だから自力修行はしない。他力の大船に乗っているばかりである。人間としての修行は苦の充満する娑婆世界、つまり穢土でしかできない。真空状態の中では飛行機が飛べないのと同様である。抵抗するものがなければ進歩はかなわないのである。だから、苦しみ悲しみを乗り越えた際に味わう歓喜も当然のことながら体験はできない。人間修行はだから此処、穢土でしかできないのだ。法華経を弘通するのが行者の行である修行であり、功績である。だが、法難が待ちかまえている。敵対が立ちはだかる。師の日蓮聖人はこの艱難に耐えよと言ったのである。これは黄金にまさる価値があると言って弟子たち信者たちを励ましたのである。

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善のお面は出店でも買える

2016年06月22日 13時14分55秒 | Weblog

自分には些かの落ち度もないような完璧者の顔をして人の落ち度を責めているテレビ番組が流されているが、言い放ったまでは急斜面を水が落ちていく勢いだから軽々としたもんだろうが、後味が悪かろう。

〈人の振り見て我が振り直せ〉という自己チェックの番人が札をかざして待ち受けているからだ。狼だって羊の悪口を言おうとすれば立て板に水かもしれない。相手の非は常に己の非より多くの面積を広げているものだ。大きければ大きいほど相手の非に隠れていられるのだから、便利で使い心地がいい。善のお面はそこらのお祭りの出店にだって売ってあるじゃないか。

おのれという奴。さぶろうという狡賢い奴。こいつを住まわせていると油断がならない。何処へでも転がって喧嘩を売って歩く。そのくせ当て所がないので、常に千鳥足をしていなければならない。そして寂しがる。ひとりになって寂しがる。

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湖底に沈んだナマズだ

2016年06月22日 09時46分34秒 | Weblog

九州地方に梅雨前線が停滞している。豪雨があちこちに災害をもたらしているようだ。当地は今は降っていない。どんより鉛色の空が覆い尽くしている。夜中には雷鳴が鳴り響いた。

それにしても寂しい。人は寂しい生き物だ。これを打ち破る大砲を持たない者はなりを潜めてじっと耐えているしかないのか。さぶろうが娯楽とするものは見つからない。やみくも暴れ出す寸前だ。

雨が降り出した。雨は天空の孤独を破って溢れ出て来るものか。それにしては大量だ。よほどよほど耐えていたものであろう。寒い。ベッドに寝ているだけだと余計に寒い。

腫れが引かない。捻挫をしているに違いない。手術あとは腫れも痛みも引いているけれど。足の甲の痛みが続くので体重がかけられない。身体のあちこちに打撲の赤黒い痕跡。

寂しい。反吐が出てきそうに寂しい。理性や理屈の湿布薬を貼っても無駄だ。どうにもならない。不機嫌の湖底に沈んだナマズだ。どうすればいい。目を開けないナマズに答えなど見つかるわけがない。

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これには続きがある

2016年06月22日 03時18分39秒 | Weblog

ふふ、たまにはこんな小咄もいいよね。それでおめでたくなる。1億円を拾った話どうだった? これには続きがある。そうとこなくちゃ。なんだね、持ち主が絶世の美女だったんでしょ。その通りだ。年の頃は二十歳。二十歳だよ。それがよよと泣いてわたしに抱きついて来る。銀行で引き下ろしたところを二人連れの覆面男に横取りされたって言うんだ。それが戻って来た。これで命拾いができる。彼女は震えているね。でもってわたしは強く抱き締めてやる。もう安心だよ。こりゃ持ち主にそっくり返すよってんで安心させる。いえいえそれではすみませぬと彼女は言う。それを押し戻す。報道陣もこれは美談だと言ってまたニュースにして流す。無欲の人だ。めでたしめでたしになって終わりだ。誇らしいはずなのにしょんぼりだ。わはあ、これでいいんだ。人助けをしたじゃないか。夕食のメザシを噛みながら、ああなんといい一日だったんだと振り返る。

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景気のいい話

2016年06月22日 00時08分03秒 | Weblog

話題を明るくする。今日これから、袋に詰められた1億円の束を拾ったらどうしよう。1億円といえばずしりと重たいよ。一人では持ち上げきれない。100万円札の束が10個でやっと1000万。それがあんた掛けるの10だよ。落とすはずがない。わざと落としたんだね、これは。でもそこらには誰もいない。鼠小僧の次郎吉も見当たらない。警察に届けようたってどうして運んで行く。おまわりさんがそこへ自転車に乗ってやって来る。いやあ、ちょうどいいところへ、てんで呼び止める。お巡りさんもびっくりするよ、あったりまえだろ。1億円だよ1億円。自転車の後ろの荷台にも載らない。お巡りさんは携帯を取り出してパトカーを呼んだよ。サイレン鳴らしてやって来る。するうち人集りができる。秘密にはできない。これこれこういう訳でてんで説明する。みんな溜息をつく。うらやましがる。さっきここを通ったときにはそんなの落ちていなかったと言う。よっぽど運があったんだ、ついてるねえなどと囃す。パトカーの警察官二人とお巡りさんとが出念入りにざっと1億円を確かめる。3人がかりでパトカーに積み込む。で、あなたもこれから署まで同行してもらおうということになる。ふふ、鼻が高いね。自分で働いて貯めた金のような錯覚に襲われる。警察に到着するとだなもう報道陣も集っているよ。カメラのシャッターがうるさいね。時の人だ、いきなり。ラジオがこれをニュースにして流したね。そのとき一人が息咳ききって駆け込んで来る。どうやら持ち主のようだ。彼女は泣いて喜ぶ。これまでだあ。

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