小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内の市営住宅内に点在している公園を巡ろうと、新たに始めた市営住宅公園巡りの11ヶ所目は桑原にある市営桑原住宅に出かけた。市営桑原住宅は昭和36年から45年の間に建築された簡易耐火平屋および2階建ての市営住宅で、敷地内の公園も昭和の雰囲気を色濃く感じる場所だった。小田原市桑原の市営桑原住宅は富士道橋左岸の南側に所在。簡易耐火造りの住宅が24棟点在しており公園は4号棟と5号棟の間にある。公園は東西に細長い形状で、東側に遊具が4種類設置されている。地面は草が生えて原っぱといった感じ。市営桑原住宅は現在募集を中止しており、直近の2019年度の入居率は68%ほどで年々戸数の減少と高齢化が進んでいる。かつては子育て中の家族が多かったようで、ブランコは4人用で鉄棒は4連鉄棒だった。公園の西側には井戸があって、水場の脇にはベンチが設置されている。文字通りの井戸端会議の場。以前は水槽のようになっているコンクリート枠の中で鯉が泳いでいたように記憶しているが、魚の姿は無くて井戸の水は止まっていた。井戸端のベンチに座っていると、人懐っこい猫が近寄ってきてノンビリと長閑なひとときを過ごすことが出来た。公園の周辺は平屋建ての住宅なので日当たりが良くて割と開放感を感じる。市営桑原住宅内の公園は、どことなく懐かしくのんびりとした雰囲気で、昭和時代の公園を彷彿とさせる場所だった。
【公園データ】
・所在地:小田原市桑原557
・敷地面積:中規模
・遊具:すべり台・4連鉄棒・ブランコ
・ベンチ:×2
・水場:無
・トイレ:無

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