小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



平成19年9月、台風5号により二宮インター周辺の西湘バイパスに大きな被害が出た。以降、西湘バイパスの復旧工事が継続的に行われている。その工事の際に二宮の海岸に仮設の消波ブロックが多く使用されたが、復旧作業の進捗により不要になった消波ブロックの撤去工事が今年に入り始まった。ここのところ連日のように小田原の海に大型のクレーン船がやってくる。大型クレーン船の甲板には消波ブロックが並べられており、クレーンで吊り上げて海中に沈めている。このクレーン船は二宮の西湘バイパス復旧工事で使用された仮設の消波ブロックを積み、小田原の海に航行してくる。仮設の消波ブロックは、国府津海岸の西湘バイパス橋脚部分の防護及び漁礁の造成に使用される。漁礁の造成は前川から江之浦まで行われ約1500個の消波ブロックが沈設予定とのこと。国府津海岸の西湘バイパス護岸工事現場。ここには367個の消波ブロックが使用される。砂浜に直接消波ブロックを設置するとブロック下部が波に洗われ砂が流出してしまうので、洗堀防止マットの上に消波ブロックが設置されるようだ。国府津海岸の工期は今月17日までの予定。日曜日は休工なのだが、作業が遅れているのか先週日曜日は工事が行われていた。消波ブロックの数もだいぶ増えていた。国府津海岸に設置された消波ブロックの向こう側、小八幡方面の海岸でもクレーンで何か工事が行われているのが見えた。早速小八幡海岸へ。国府津海岸から小八幡海岸へ。森戸川河口から小八幡方面へ4ヶ所に突堤が設置されているが、そのうちの森戸川河口から2つ目の突堤で何か工事が行われている。工事の行われている突堤近くのガードをくぐり海岸へ。ガード入口の工事看板によるとここも西湘バイパス消波ブロック撤去工事の表記。工事内容は突堤を補修していますとなっている。突堤の上にはクレーン車、突堤横ではショベルカーが海中の土砂をさらっていた。クレーンの先にはゴンドラのような金属のカゴが吊られている。どのような作業が行われるのかと隣の突堤へ異動し真横から撮影。クレーンで吊ったゴンドラは突堤の先端部分に下ろされていった。海面すれすれまでゴンドラが降ろされると作業員が乗り込んだ。遠いので今ひとつ詳しい作業の様子は分からないが、アーク溶接の光のようなものが見えた。この突堤の補修工事内容は、構造物掘削、取壊し、コンクリート打設となっており、工期も来年3月21日までと長い。小八幡の突堤補修工事周辺の砂浜上にはガス管のような金属製の管も置かれていた。今後どのような工事が行われ、突堤がどのように補修されるのか気になるので、また散策の途中に立ち寄りたいと思う。

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