小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内の名所旧跡を巡るなかで、期待と実物とのギャップが大きくてがっかりした場所が何ヶ所かある。その中の一つが早川のビランジュで、小田原市内唯一の国指定天然記念物であるので期待しながら現地に訪れたら、日当たりの悪い崖地に隠れるようにあってかなりがっかりした記憶がある。以来、あまり足が伸びずにいたが、先日、早川方面に散策に出かけた際に立ち寄ってみた。早川のビランジュに行くのは数年に一度くらいなので今回も少し迷った。次回のために道順を載せることにする。国道134号の早川交差点を東海道のガードをくぐり風祭方面に直進。ホテル通りを直進し岩盤浴の店舗の先を左折。この周辺、何故か早川のビランジュへの案内看板が無い。岩盤浴の店舗先を左折したら直進し、突き当たりの用水路沿いを風祭方面に20mほど直進。小さな木の看板がビランジュへのアプローチの目印。用水路の上のコンクリート蓋の上を渡り看板に従って進む。道というよりコンクリート溝の底のような場所を歩いていく。多分大雨の時は歩けないのでは。しばらく進むと道がコンクリブロックの簡単な階段に変わる。ターンパイクの高架下を登っていく。下の道路から5分ほどで早川のビランジュに到着。神奈川県と小田原市の設置した案内板がそれぞれ立っている。ビランジュの木の真下から撮影。このビランジュには5回くらい来ているが日差しのあるのは今回が初めて。ビランジュは50mほどの崖下の東向きの場所にあるので、午後は日が陰ってしまうのと、ターンパイクの高架や周囲の木々のため結構鬱蒼とした場所だが、午前中だと日が差し込んで意外と綺麗に写る。ビランジュの左側の斜面から根本を撮影。根元付近で2本に分かれている。根本周囲は6mほどとのこと。ビランジュの木の特徴の一つが黄赤色の樹皮。ゴツゴツとしていて生命力を感じる。足場の悪い崖を登りビランジュの裏側へ。無理して裏側へ回り込んで写真を撮ったが、逆光になってしまった。さて登ったは良いが降りるのが意外と大変で、靴は泥だらけで服はくもの巣だらけ。この早川のビランジュは非常に撮影しづらい。どう工夫してもビランジュ全体が上手に収まるアングルが見つからない。ビランジュは樹高が20mほどだが、木の前のスペースが狭いので全体を撮るとなると広角のレンズでないと厳しい。今回初めて日差しのあるなかでビランジュを見たが、結構印象が変わった。また違う季節に日差しのある時を狙って訪れたい。

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