小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内にある滝で把握していたのは、国府津の鳴沢の滝と曽我の弓張の滝、根府川の白糸の滝群、入生田の農道沿いの無名の滝の4箇所。先日、久野の和留沢方面に出かけた際に、今まで知らなかった滝を見つけた。小田原市久野の舟原地区から久野川沿いの道路を山へと向かうと和留沢地区に至る。先日、その和留沢地区へ地震観測施設を撮影に出かけた。舟原地区の久野川に架る上河原橋から久野川沿いの道路を1.4kmほど進むと道が3つに分岐する。和留沢農道を進むとこの分岐から約1kmほどで和留沢の集落に到着。真ん中の日向林道は和留沢集落の上で和留沢農道と合流するので、少し大回りになるが散策も兼ねて日向林道で和留沢地区に向かった。分岐からしばらく直進すると何ヶ所か林道沿いに資材置き場があり、資材置き場を過ぎたあたりで林道右側を流れる久野川から大きな水音が聞こえてきた。林道から久野川方面を見ると、対岸の崖から勢いよく沢水が流れ落ちているのが見えた。写真を撮りに久野川へと下りる。川辺から久野川に注ぐ無名の滝を撮影。落差は5mほどあり、梅雨時ということもあって水量もなかなか。日向林道は幾度となく通ったことがあるが、今までこの滝の存在に気がつかなかった。滝の落口を見ると、上部にはコンクリート溝のようなものが見える。どの沢が滝になっているのか家に帰ってから調べようと思っていたら、ふとスマホを持っていることに気がついた。早速、地図アプリで現在地を確認。普段、あまりスマホを使いこなしていないが、このような山中で現在地や地形図が簡単に呼び出せるのは非常に便利。滝の前に立ち現在地と周辺の地形を確認。久野川に注ぎ込んで滝になっている沢の表記は無いが、和留沢公民館から数十m下の沢が注ぎ込んでいるようだ。地図の表記を見るとなんとなく見覚えがある地形。以前、治山ダムを見に出かけた大掛沢だ。大掛沢は普段はほとんど水の流れがない沢なので、梅雨時や大雨後ではないとこの滝は出現しないのかもしれない。大掛沢が滝になって久野川に注いでいるのかは、この日は探索が出来なかったので確証はないが、水の枯れている時に和留沢集落側から大掛沢を下って確認したいと思っている。

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