小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

京成3500形初期型を作ってみた。

2020年12月09日 23時34分30秒 | 京成電鉄

そういえばまだ載せてなかった(なおまもなく竣工より2年)ということで、
お披露目編です。
京成沿線、千葉は津田沼にあるイエロートレイン製キットをストレートに組み立てたものです。
キットはいろいろなバリエーションがありますが、幕板の帯が太いタイプが好みなので
日車製初期車を選びました。
竣工当時を模して作ったつもりですが、厳密には前面の幌枠に水切りがない形態が正解のようです。
製作中にそのことがわかっていたので、幌枠は仕上げ段階でゴム系接着剤を用いて
仮固定するにとどめてあり、正規形状への修正も容易になっています。
...という具合にいろいろ実車と異なる箇所もありますが、ご笑覧ください。


貫通扉には種別板のベースがエッチングされており、上から種別板差しを貼り重ねる構成ですが、
そもそもの位置がやや低いように見えます。それともこういう車もいたのか...?
尾灯は角穴にロスト製のパーツをはめ込む構成ですが、リム周囲の外板も一体成型となっているので
よく見ると少しだけ実車よりクドイ雰囲気です。

...という点を抜きにすれば、いい顔しています。カッコイイ。
幕や板の類はいずれも鳳車両のステッカーです。
いちばんご近所のガレージメーカーですが、
民鉄シリーズ600番台のトップはOERじゃなくてKDKの不思議。


乗務員扉脇手すりの取り付け穴が見当たらなくて、
いやいや植えられなくね?と思ってえらく手間かけて扉脇に穴開けしたんだけど
本来、開口部の断面から斜めに生えてるのが正解なのね。
京成上野でつぶさに観察したはずなのに、
すっかり忘れて余計なことをしてしまったw
手すりそのものはキットにも入っていますが(その時点で穴がない理由を
推し量るべきでしたな)、やや太いのでトレジャーの103-1200用にしました。


乗務員扉窓の表記は左右で違うらしいので、富士川のインレタで再現してみた。
運転室という素朴な表現が微笑ましい。


特徴的な奥まった貫通扉は外板+内板を貼り重ねて、さらに手すり付き内張りを挟んでから
扉を重ねる四重構造となっています。
ただし当然断面がミルフィーユ状になってしまうので、外板と内板の間は
黒瞬着を盛って継ぎ目を消しました。これだけでもかなり見た目がすっきりします。


種別用のめくり板は薄手のプラ板に鳳のステッカーを貼って、
φ0.2くらいの穴を開けた後にKATOのフィーダーをバラしたリード線でつないだものです。
当然めくれませんが、まあまあそれっぽくなったのでは。


前面(妻板)と屋根の間はいったんすべて継ぎ目を消してしまってから
きっちりと平行に塗り分けました。手間はかかりますが、幾分すっきりしたと思います。
しいて言えばシルバーのゆず肌が悔しい。

アンテナはKATOの京急2100用です。


すべてが新鮮な京成電車にあって唯一親近感を覚えるクーラーはGMのNo.8063を使用しました。
もともと京成3150を出すときに用いられたものだったと思うので、むしろ本来の用途。
いずれ西武101の試作冷房なども作ってみたいので、実現すればこの手のクーラー三羽烏が揃いますね。
富山地鉄の14760もこの系統だったかな?

側面のルーバーには富士川のメッシュシールを貼りました。
余白も捨てずにとっておくと思わぬシーンで使えたりします(先日の相鉄6000の主抵抗器に使用)


見よう見まねで作った屋上配管。
母線のみアルミパイプを用いたいつもの構成です。
ヒューズはGM汎用、パンタ台は富士川、ランボードはエバグリのプラ材より。
パンタはPT4212-Sの下半分と名鉄パノラマカー用の上半分だったはず。


反対側より。
鉤外しが目立ちます。
あちこち色が剥げちゃっています。お恥ずかしい。
ほこりも...


ヒューズの端面にはミラーフィニッシュのゴールドを貼り込んでみた。カッコイイ。


妻面3形態。
ユニット間は幅広なんだったかな。たぶんそこは棒連結器だと思うんだけど...
貫通扉は外板とやや質感が違って見えたので、
4アーティストマーカーのインクを塗料皿に出してエナメル溶剤で薄めたやつで塗りました。


足回りは鉄コレを買ってあったんだけど、
床下機器が思いのほか手持ち品で賄えない+どのみち動力を買わなきゃいけないことも
手伝って、蕨の完成品から流用しています。
その関係で主抵抗器は後年のカバー付きとなっており、いずれ3Dでちゃんとしたのを
出したいなーと思っています(思っているだけになるやつ)
ブレーキ制御装置だけTOMIXの西武5000用に交換してカバー無しを模しています。


先頭台車だけクラスプ式という不思議な構成ですが、
そのおかげでブレーキの引き棒が4本で済むので、頑張れた。
画像に写ってない側に穴を開けて、真鍮線を差し込んであります。

排障器は支持腕が銀河の西武用を加工したもので、洋白帯材で作った先端をはんだ付けしてあります。
台車枠からは都合よくカプラーポケットの支持腕が突き出ているので、ここにガッチリ接着してあります。


室内灯ホルダーを削るのが面倒で、室内側の床はプラバンで新調してしまった。
ロングシートはリトルジャパンのプラ製パーツで、座面が波打ってる表現が楽しい。
むかし学生時代最後の旅行で西へ足を延ばしたときに大阪日本橋のGMで買ったやつで、
当時でも関東では見かけなかったから買った記憶。
利用価値大のパーツなので、また流通するとうれしい。


京急乗り入れ当時の横浜では、こんな顔合わせも...?
各社こぞって採用しただけあって、赤帯は無塗装車体に映えますね。


都営5000は2両なら頑張れそう!ということで、次回1号線系統の最有力候補。
KHKもかなり前から1000をやろうと材料は持っているのですが、
パーフェクトな作例がひしめいているだけに、
ほぼ誰も作ってない相鉄を頑張ろうか、となってしまうw

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