小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

3000形を現行水準で作る

2019年01月22日 20時59分07秒 | 小田急3000形(2018年版)
本が出て時間も経ちましたので、
そろそろ3664×8についてブログでもご紹介したいと思います。



塗装済みキット時代を思えば夢のような出来栄えです。
ポピュラーな車種ほど早くに製品化され、結果として後々見劣りするというのがよくある流れですが、
こと小田急3000に関してはフルリニューアルで現行水準となり、本当に喜ばしいことだと思います。
手すりとワイパーを植え替えると、ライトを除いては大体不満のない仕上がりになります。
この先6R、1次車、もしかしたら10R・・・とバリエーション展開を考えているので、
手のかかるライト周りはこのまま逃げちゃうのが吉か・・・?

どっちかというと6Rのほうが身近な存在なんですが、
敢えて第一弾に8Rを選んだのは、前後とも電連なしというスマート感が好きなため。
電連付きより電連なし、幌付きより幌ナシ、前パンより後パン・・・
とかく都会的なスマート感に魅せられるタチのようです。



今回ベースとした初回生産品で目に付くのは、前面ガラスのど真ん中にある取付ボスのヒケ。
下北地下化のステッカーを貼るならともかく、ブラックフェイスの真ん中にあまりにも不格好です。
#1500のペーパーで表面を整えた後、裏から黒く塗りつぶしたのちに
クレオスのGX114で仕上げました。



とりあえずライトはクレオスのGX110を塗って、少しなりとも生気を持たせました。
でも実車はもっと奥まってるんだな。ライト光らなくてもいいからやっぱりちゃんとしたい気もする。
LED表示は製品のままの区間準急。フルカラーLEDのメリットがとてもよく伝わる良い色だったんですが、
種別そのものがなくなっちゃいました。

8Rということで他と繋がないので、先頭はダミーカプラーです。
時間の関係で左右の出っ張りだけ削って四角いシルエットを再現するに留めましたが、
本来は上下の空気管もないはずです。



むかし、ホームページをやってた頃にも書いたけど
3000の後期型はこの角度で見るのがとても好き。
スカートの重量感とか、前頭部から雨樋への処理とか。
この辺も新規金型になった時に目覚ましい進歩を遂げて、大して手を入れる必要がありません。

無線アンテナはここ数年TOMIXのレッドアロー用を使っていましたが、
台座がやや大げさすぎてしまうことから、今回はKATOの西武E851用で。
同時に竣工した5057×4でもこれを使っており、よっぽど凄いのが出なければ今後のスタンダードにしたい感。



GMのいいところとして、UVカットガラスを無闇に濃い色で成型しないことが挙げられます。
薄い分には濃くできるけど、逆は大変ですからね。
むかしクロポから1000のワイドドアが出た時の真っ青なガラスとか、ね・・・(^^;)

ドアはそのまま、客窓だけIROMIZUの35-25icで濃くしました。
表記ステッカー類は車いすマーク以外くろま屋のインレタです。



配管はずいぶん悩んだけど、時間の関係でスミ入れだけにした。
が、実車は案外立体的な引き回し方をしており、次作る6Rではやろうかと思ってます。
パンタはTOMIXのVSE用ですが、配管を残す都合上避雷器台座が二重になっててちょっとかっこわるい。



貫通扉はBONAのP-654、昇降ステップはトレジャーのTTP201-10より。
屋根板の端につくステップはもうちょっとゴツいほうがリアルかもしれない。



クーラー端面にはなにもモールドがないので、ボナのP-618を貼り付け。
3次車以降の製品については車体と同時にクーラーも新規金型になったので、
実車の重量感ある雰囲気が出ます。
言い換えると、1次車は何故か塗装済みキット時代のを流用してて
仕上がりを揃えるのに手間を要します。



ドアコックの赤三角は中央の白線が入る前の仕様で。



サハだけどパンタが付く3764。
蓄電池をはじめ、床下機器はなるべく手をかけました。
裏面をふさいでいないのが案外目立つので、6Rを作るタイミングで追加工事しようかと。



最初期タイプと(先頭車としては)最終タイプ。
出た時には割と不評でしたが、私はけっこう好き。
たぶん日車ブロック車体のカッチリ感が好きなんだろうなー
今回のプロトタイプである3664×8は先日新造車を増結して3082×10に変わりましたが、
思えば1次車から数えて18年。
多少のブランクがあると言えども小田急史上稀に見る長期製造車種になりましたね。



今っぽく見えて2年くらいしかなかった並び。
種別表示も含めると1年くらいか。
今年は1000を作りたいです。
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