小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

在来6000を作りたい。蒐集編

2020年12月09日 15時51分46秒 | 相模鉄道
15年くらい前、“相鉄モノ”なんていう中吊り広告があったのを思い出す。
相鉄が公式に販売するグッズの宣伝でした。

今回の6000系製作中にはいろいろな“相鉄モノ”を入手したので、
おまけとしてご紹介したいと思います。いずれもヤフオクで入手しました。


あまぎキットの仕掛品が出ていたので買ってしまった。
とてもきれいに組み立ててあるので、あまりこねくり回さずに仕上げるのが無難か。


H13年当時、とんでもなくわくわくしたパッケージ。
保育社の私鉄の車両シリーズで3010系の存在を知ったときの衝撃がよみがえる。
こうして並ぶと角目の6000が俄然精悍に見えてきますね。


存在は知っていたが、まさか入手できるとは思ってなかった文鎮。
6000が駆け出しのころはまだ100両未満だったのですね。
それでも狭隘な星川工場でよく面倒見切れたものだと思います。


反対側。
切妻、戸袋窓なし、電制無し...と同世代の他社車両と比べるとやや地味な仕様ながら、
全車冷改を受けて長生きしたのはその実用性ゆえだったのでしょうね。
派手さはないけど天寿を全うしたようなこういう車両が大好きです。
隣の線路を走った185などもそんな雰囲気がありますね。


偶然ですが、今回製作したのと同じモハ6014+クハ6514です。
ベースに10月1日と刻印がありますが、その直前の9月25日付けで
計10両(モハ6103~モハ6108=中間車6両・モハ6013~6014、
クハ6513~6514)が納入されており、これを以って100両突破
ということなのでしょう。
今回のプロトタイプ選定理由は単に資料写真が集まったからなのですが、
意外な節目となる車両だったようです。

余談ながら、翌39年は初登場のサハ6600を含む中間車のみが増備されており、
先頭車は40年10月まで丸2年ブランクが空きます。
41年~42年にも同じ構図が見られますが、この間中間車は続々と
増備されており、長編成化を進めていたことが伝わってきます。


ひとつ上で案外精密な足回りに目をとられるものの、
車体は素朴そのものの仕上がり('∀`)


屋根布を模したザラザラ表現など、部分的に凝っていて面白い。
ベンチレータはもちろん初期タイプの角型です。
見逃しがちですが、パンタもPS13ではなくK100を模しているように見えます。


側面種別幕。
詳しくありませんが、たぶん6000(3010)~新7000まで共用していたのでは。
本当はこれを活かして模型にも正確な幕を入れようと考えていましたが、
コンペの締切に間に合わなくなるのでいったんペンディングとしてあります。


いずみ中央が入っていて快速が入っていないので、
自ずとH2~H11の間に用いられていたものとわかる。
ご存じのとおりこの時代はいずみ野線系統=青地種別幕でした。
新7000の末期に見られた線名表記の種別幕はこれを彷彿させて
面白かったですね。


再び幕。これは横寸が大きい8000・9000初期車用です。
7000までの穴検知式に対してバーコード式になっているのがわかります。


留置時に表示する機会が多いからでしょう、ここだけ特に色焼けしています。
車体修理前のOER5200の急行幕がよくこんな色になっていたのを思い出す。
それだけ急行で走ることが多かったということなのでしょう。

下に見覚えのない白抜き文字の各停なども見えますが、それ以上に...


日の目を見なかった種別、通快!
5000の引退イベントで表示しているのを見て幕そのものの存在は知っていましたが、
8000用を見るのは初めてです。
しかし、更に衝撃的だったのが、



ゑ~~~
6000に準急幕があったのは知っていましたが(かしわ台の保存車の写真で
たまに見かけますね)、平成生まれの車にも入っていたとは!
S39年に消滅した種別なので、そもそも6000にさえ入っているのが
驚き(種別幕を装備したのはたしかS44年以降)なのですが...
いつか復活する可能性も視野に入れていたんでしょうかねえ。


ちなみにH5年11月製なので、竣工日ベースで行くならば
H6年3月納入の8708×10(現在はフルカラーLED化)のものと思われます。
8000系5次車にあたるこの編成は相鉄で最後に方向幕を装備して新造された車で、
翌H7年の6次車(9000系2次車)からLED表示が採用されています。


8000系は方向幕もセットでした。
これは竣工当時のものではなく、湘南台開業を控えて新調されたもの。
湘南台だけ微妙に太字なのが特徴的です。
他の行先が黒地になったのでわかりにくいですが、
前述のいずみ野線系統=青地を律儀に踏襲しているのが面白いところです。


8000系の準急表示も見てみたかったものです。

なお、このパスネットは相鉄に関する古本を買った際に、前オーナーが栞代わりに挟んでいたと思しきもの。
3000円が9000系で5000円が10000系でしたね。
その前にはぽけっとカードっていうのもありましたね。


番外編。
小林信夫氏によるGMキットのボックスアートに唯一相鉄が登場した事例。
飛行機ってことは厚木基地=相模大塚界隈のイメージ?


風景的に高度成長期も半ば以降の雰囲気なだけに、
5000系がちゃんと後年...各種資料を見る限りS40年代以降に見られるPS13になっているのが素晴らしい。


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